電気自動車・EV/電気自動車・EV基礎知識

運転中に充電が切れたらどうすればいいの?(2ページ目)

電気自動車の充電が切れる前の対応としては、主に以下の2点と考えます。『1.充電切れを予告する注意喚起機能を備えGPSによる近くの充電スポットへ誘導』『2. こまめな充電』。そして電気自動車の充電が切れてしまった後の対応として私は、以下の2点が考えられると思っています。『1. 移動式の急速充電車を手配し、車が停車しているその場で充電』『2.充電切れのEVをロードサービスカーにより近くの充電施設へ配送』。

中島 徳至

執筆者:中島 徳至

電気自動車ガイド

充電を失った車両に対する新技術

人々が持つ電気自動車の「充電が切れ」に対する不安の解消方法として、ロードサービス会社を始めとするアフターマーケットによるサービスの充実と、そもそもの充電スポット数の増加(「日本における充電スポットの普及に向けて」記事参照)が不可欠です。これら取り組みが進むことで、電気自動車の普及はより進んでいくこととなります。

しかし私個人の意見として、今までのガソリンスタンドのような「決まった場所で充電する」という固定観念を壊す、複数台同時に交差点やバス停など道路上で非接触型の充電器で、コンセントに接続する事なく少量の充電さえできれば、電気自動車
(図)移動式急速充電器undefined「Q電丸」

(図)移動式急速充電器 「Q電丸」

の普及スピードは格段に加速すると思います。停車の度に充電できますから移動先で電源が無い状況でも、充電切れの心配なしに走行できるようになるでしょう。今日では、クルマに載せて移動することができる「移動式急速充電器」と呼ばれるものが、電気自動車の普及の手助けになると考えます。

2013年5月には移動式EV急速充電器が日本で初めて次世代自動車振興センターの補助対象として承認されました。これらの移動式急速充電器は、EVドライバーの電欠に対する不安を軽減する可能性を秘めていると考えます。
(図)EV用急速充電器undefinedデンゲン株式会社

(図)EV用急速充電器 デンゲン株式会社

また、電気自動車救援のための充電機能付ロードサービスカーは、既に日本国内で活用されています。全国でロードサービスを提供する日本自動車連盟(JAF)では、実際のロードサービス業務の中での実証運用も始まり、近い将来には電気自動車の普及を支えるサービスとして、全国各地で多くのサービス会社により提供が行われていくことでしょう。

このように、「充電切れ」に対する各社の対応、決まった場所に設置する充電インフラの普及に加えて非接触式の充電器や、移動式急速充電器のような、最新型の充電器が増えることで、人々の充電切れに対する心配が少しでも軽減していくのではないでしょうか。それらの充電インフラを整えるためにも、業界の垣根を超えて各社が協力し力を合わせることで、その普及化を推し進める力になるでしょう。そして、電池問題若しくは、充電問題をクリアすれば、EVの普及が加速的に進むと考える事ができるのではないでしょうか。
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