散歩/散歩関連情報

落語「ねぎまの殿様」の舞台、上野界隈を歩いてみた

落語「ねぎまの殿様」の舞台となっている本郷三丁目、湯島切通し、上野広小路を歩き、「ねぎま鍋」をいただく。

増田 剛己

執筆者:増田 剛己

散歩ガイド

上野でねぎま鍋を食べた殿様

「落語CDを聴きながら歩く」シリーズ、今回は上野編。五代目古今亭今輔の「ねぎまの殿様」という落語の舞台を歩いてみようと思っている。毎度のことながら、落語の内容のネタバレがあるので、注意。
読売新聞編集委員・長井好弘による、“「落語散歩」の楽しみ”も所収

「ぶらり落語散歩 上野編」 CD2枚組 3000円

今回も「ぶらり落語散歩」のCDとマップ、解説などを参考にしている。YouTubeでも聴くことができるので、ご存じない方は、こちらからどうぞ。

噺は、「目黒のさんま」と同じようなストーリーだ。あらすじはこうだ。雪を見に向島へ行こうと殿様が馬に乗って出かける。途中の池之端仲町あたりで、庶民の入るような店でねぎま鍋で酒を飲み、いい気持ちでお屋敷に帰る。そしてお屋敷でもねぎまが食べたくて作るように命じるのだが、できあがったものは、材料は同じだけれど、上品に調理されていて味はまったく違うもの。で、お殿様は、これはねぎまではないと怒るというもの。録音年度はなどは不明だが、五代目古今亭今輔が活躍したのは、大正から昭和にかけての長い期間だ。たぶん、昭和の中ごろの録音ではないかと思う。
  • 1
  • 2
  • 3
  • 5
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます