日本のネット証券も取り扱い開始のフリートコ・テクノロジーズ（FLT）
日本のネット証券も取り扱い開始のフリートコ・テクノロジーズ（FLT）
クレジットカードは使用する消費者から見れば、これまでと全く同じ金額しか使わなくても沢山のサービスや利益がついてくる便利なものです。外食や特別な買い物を殆どしなくても、毎月決まって使う生活費（国民年金、電気・ガス・通信費、スーパー等）をクレジットカードにするだけで、電子マネーやマイレージからスポーツクラブの割引まで得ることができます。これらの特典を金額換算すれば、年間数万円～十万円以上の価値に簡単にすることができる一方、年会費以外新たに何かを買う必要ありません。支払の便利さに加え、同じ使うなら何か自分好みのサービスや特典のあるカードを持つ動機が働きます。
ガソリンカードを軸に成長拡大
それは法人企業にとっても同じです。法人の場合は何か品物等で特典というよりも、業務の助けになる利便性がカード使用のポイントとなるでしょう。そしてそれが達成できれば比較的高い年会費にも寛容となるのが法人です。広い米国では大型のトレーラーが無数にハイウェイを走り回っており、渋滞や信号は殆どないので、ドライバーは毎日500マイル（805キロ）程も走ることができます。そして莫大な数のガソリン購入に対する決済が発生します。運送をはじめ、石油・資源や建設、大規模な製造業の会社では、トレーラー／トラックのガソリン経費を一括管理したいと考えるかもしれません。このような法人客数十万社を相手に、車両専用のクレジットカードを発行しているのがフリートコ・テクノロジーズです。大手ガソリンスタンドも独自にガソリンカードを発行しており、また一般のVISAやマスターカードでも大抵のガソリンスタンドで支払できます。その中でフリートコ・テクノロジーズは車両のニーズに特化しており、単なるカード以上のサービスを提供します。企業の財務担当者にドライバー／車両ごとのガソリン経費を集計の上細かなレポートを行い、経費の管理を手伝います。そしてドライバーには最も近い給油所などの情報提供や、法外に高い給油所を避けるよう仕向けることができます。また子会社でロッジング（宿泊所）のディスカウントサービスを行っており、ドライバーへの割引提供や、道中の食事処もネットワーク化してカードで使用できるようしています。長距離ドライバーを多く抱える企業には、ガソリン、宿泊、食事代を一元管理できることに繋がり、これらの経費をドライバーが立て替えて後に経費精算する必要もありません。
同社は数多くの銀行カードや大手石油会社と提携しており、さまざまなブランドマークのついたカードが、ニーズに合わせて用意されています。例えば主に西海岸を走行するドライバーであれば、同社FleetCards USAが発行する「BP」と「マスターカード」の両方のロゴの入ったカードがあります。10万カ所以上のBPの給油所で使用でき、1ガロンにつき3セントの割引などがついています。他にも全国もしくは特定の州内のみを走るのか、トレーラーのサイズや業種によって別のブランドで適切なカードの組み合わせが考えられています。
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