忽然と消えた巨石文明の遺産ストーンヘンジ
紀元前3000年以前、主にアイルランド島とグレートブリテン島からなるブリテン諸島では、2,000以上もの巨石建造物が建てられた。ところが、この巨石文明は突然姿を消し、誰が、何のために造ったのか、いっさいが謎に包まれてしまった。その中で、最大の謎といわれているのが「天に架かる石=ストーンヘンジ」だ。今回はイギリスの世界遺産、「ストーンヘンジ、エーヴベリーと関連する遺跡群」を紹介しよう。
不思議な不思議なストーンヘンジの空気感
ストーンヘンジ。直立している石がサーセン・ストーン、手前にある小さな石がブルー・ストーンだが、その多くが持ち去られてしまった ©牧哲雄
不可思議な空気を持つストーンヘンジ
そして形。ただでさえ異様な巨石がきれいなサークル状に並べられ、石の上に巨大な石が乗っかっているものもある。石という自然の素材のみを使っていながら自然とかけ離れたその姿。ストーンヘンジの知識などなくても、この石のモニュメントが非日常であることはよくわかる。
中世の人々はこの神秘に対し、魔女の仕業であるとか、アーサー王物語の巨人が運んできたのだといった伝説で答えようとした。いまでも、宇宙人の手によるものだとか、霊的なモニュメントであるとかいう人々もいる。とても人の手によるものだとは思えない。現地へ行けば、その気持ちもよーく、わかる。
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