追加課金にガッカリする
ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトルは、ダウンロードコンテンツの仕組みに大きな批判が集まりました
もちろん、全てのタイトル、全てのダウンロードコンテンツがそうなわけではありません。しかし、ダウンロードコンテンツがあるがために購入を見送る、ダウンロードコンテンツがあることを知ってゲームを手放す、そういうことも起こっています。
DLCでゲームがつまらなくなった?
お金を払えば失敗をやり直せる、という要素があるだけでゲームがつまらなくなるという意見もあります
バンダイナムコゲームスがPlayStation3(以下PS3)用タイトルとして発売した「ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル(ジョジョASB)」では、希望小売価格7,980円もするゲームであるにも関わらず、キャンペーンモードを連続して遊ぶには別途課金が必要であるという仕様を発売直前に発表、ユーザーから大変な反発を受けました。
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また、コナミが発売した「実況パワフルプロ野球2013(以下パワプロ2013)」のPS3版、PSVita版では、ゲームの進行を巻き戻す「思い出の砂時計」や、レアなキャラクターを手に入れやすいプレミアムガチャを回すことができる「パワーストーン」など、ゲームの攻略、システムに深く関わる多数の課金アイテムがあることで、物議をかもしました。
パワプロ2013では課金要素が強いかわりに、パッケージの価格をPS3版、PSVita版で3,980円とかなり低く抑えています。しかし、本体価格が安くなっているから良いのかといえば、そうではありません。思い出の砂時計があることによってそれまでのシリーズにあった緊張感が失われたというような意見も多く、単なる価格の問題ではないことが伺えます。
どちらのゲームも、課金要素には手を出さずに楽しんでいるユーザーもいれば、課金をして楽しんでいるユーザーもいます。しかし、課金要素があることで面白くなくなってしまった、楽しめなくなってしまったというユーザーから声があがっていることも事実です。
遊ぶのにお金がたくさんいるのが困るというだけの話ではなく、ダウンロードコンテンツがあることでエンターテイメントの質そのものが変わってしまうことを心配しているユーザーがたくさんいるのです。