子育て/プラス思考の子を育てるコツ

子どもにマネしてほしくないマイナス思考 その1

ママのポジティブ改革は、マイナス思考の存在を知ることからはじまります。なぜなら、私達の悩みの多くは、しつこいマイナス思考が足を引っ張っているケースがほとんどだからです。「子どもにマネしてほしくないマイナス思考」シリーズでは、子どもに伝わりやすい13のマイナス思考を1つずつクローズアップ。読んでみて、「当てはまるかも」と思ったら、子ども達に伝わる前に、ポジティブ化してしまいましょう!

佐藤 めぐみ

執筆者:佐藤 めぐみ

子育てガイド

完璧でないのなら失敗も同然! 『○×思考』

頑張りすぎは禁物です

頑張りすぎは禁物です

子どもにマネしてほしくないマイナス思考 その1は、『○×(まるばつ)思考』です。これは、ひとつのものごとを、「○か×か」「100点か0点か」と判断する考え方です。自分が納得できるものだけが「合格」、それ以外は全て「不合格」の超完璧主義思考をいいます。

例えば、自分に対して、「もう絶対に感情的に怒らないと誓ったのに……。私は完全に母親失格だわ!」

「『完全母乳』と決めた以上は、1回だってミルクに頼っちゃダメ!」

子どもに対して、「宿題をさっさと最後までやりなさい。中途半端な状態なら、やっていないのと同じよ!」など。

典型的なフレーズに、
「絶対に○○だ」
「完全に○○だ」
「決して○○でない」
「必ず○○だ」
などが挙げられます。

「○×思考」の副産物は、「不満」「怒り」が増えてしまうこと。自分がOKと思える範囲が極端に少ないからです。それ以外の大半の部分で不満を感じて過ごすことになってしまうのです。

また、世の中、自分の思うようにいかないことも多いもの。そんなとき、この発想だと、もともとの許容範囲が狭いので、挫折感を味わう機会が増えてしまうことになります。

>>次ページは、ママのポジティブ改革:「脱・○×思考」です。

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