サイディング
いまハウスメーカーや建て売り住宅などで多く利用されている材料のひとつにサイディングがあります。サイディングとは板状外壁材の総称で、タイル模様や木の模様など様々な材料があります。サイディングの利点としては、耐水性・耐火性・耐久性に優れた商品が多く、合理化に伴い製品価格・施工価格も抑えられています。また製品自体15ミリと薄いサイズで軽量なので、大きな板で住宅の外壁を覆うのにちょうど良いサイズで生産されています。
また多くの住宅で採用されているため、周囲の景観に合わせた協調性のある住宅にできるという点で良いと思います。
模様はタイル模様・石模様・ボーダー模様・木模様・ストライプ模様・左官コテ模様・土壁模様などがあります。また塗装用のサイディングもあるので、自分の好きな色で仕上げることも可能です。
さらに詳しく知りたい方はサイディング自体、金属系サイディング、窯業系サイディング、親水系サイディング、光触媒サイディングなどありますので、設計者や工事会社に説明を受けて自分の家にあったサイディングを選びましょう。
塗り壁
塗り壁とタイル貼りもサイディングに次いで多く採用されています。塗り壁はサイディングのような板のジョイント部分がなく、住宅の壁一面を覆うことができます。豊富な色と多くの塗りパターンがあり、場合によってはオリジナルの模様を造ることも可能となります。塗り壁も耐候性・耐久性があり雨の道筋などを作らないようにすれば汚れも少なく、メンテの少ない材料と言えます。建物によっては地震時の揺れ等で小さなヒビが入ったり、交通量の多い地域でのよごれ等が、外観上支障が出てくるような場合に、メンテナンスが必要となります。おおむね10年でメンテナンスが必要と考えておけばよいかと思います。
タイル貼り
タイル貼りは外壁が重くなるので、木造住宅で使われている材料は薄く軽い物が多いです。サイディングや塗り壁に比べて工事費は高くなりがちですが、耐候性耐久性が優れているので長期に渡りメンテの必要が少ない外壁材です。施工さえ悪くなければ20年以上はメンテナンス必要ない外壁材です。ALC塗装
鉄骨造の住宅に多い外壁が軽量気泡コンクリート(ALC)に塗装されたものです。製品の多くが60センチ幅なので、60センチで目地がある建物の多くはALCと言えるでしょう。こちらもサイディング同様に板と板のジョイント部分にはコーキングが必要となりますが、そのコーキングを施した後に耐候性のある塗装をするので、その塗装の耐候性度合いにより、メンテナンスの年数が変わってきます。やはり価格の安い順がメンテナンス期間が短いと言えます。アクリル樹脂で8~15年、その次ぎにポリウレタン樹脂、シリコン樹脂、フッ素樹脂という順でメンテナンス期間が伸び価格も上がります。次のページではその他のいろんな外壁材料を列記いたします。