時はスマホ戦国時代
2012年冬モデル以降のスマートフォンは各社のハードウェア、ソフトウェア、対応機能に、大きな差がなくなってきた。最新となる2013年の夏モデルになると、その傾向は一層顕著となっている。ユーザーにとってはどの端末を選べばよいのか、ますます難しくなっていることだろう。実際、スマホを選ぶ際のポイントにはどのようなものがあるだろうか。「バッテリーの持ちの良さ」「画質」「端末が快適に動くかどうか」などが挙げられると思う。実際、エニタイムズが8月14日に発表した「スマートフォンに関するアンケート」調査結果によると、ユーザーが機種を選ぶ基準のトップ3が、「バッテリーの持ちがいいこと」(61.5%)、「画質のきれいさ」(57.9%)、「快適に動作すること(サクサク度)」(54.5%)となっている。
しかしながら、最新モデルを見てみても、実際のところスペックにおいては各端末にそれほど差があるとも言いがたい。
満足度トップとなったスマホとは……
では、満足度トップとなったスマホは何だったのだろうか。上述のアンケート調査によると、『HTC J One HTL22』が満足度でトップとなっている。以下のグラフを見てみよう。HTC J One HTL22
とはいえ、グラフだけを見てもなぜHTC J One HTL22が満足度1位になったのか見えてこない。そこで、次のページ以降で実際の端末のレビューをしながら、この端末の魅力に迫ってみようと思う。