散歩/グルメ・行列・銭湯の散歩ルート

東京では最大の商業施設を持つ東京地下街を歩く

花粉、雨、紫外線を受けずに歩けるのが地下街散歩。商業施設の面積からすると、東京の地下街とそこに連絡している商業施設は桁外れに広いといえます。今回はこの東京駅地下街を歩きます。

増田 剛己

執筆者:増田 剛己

散歩ガイド

丸の内の地下から散歩をスタート

前回の地下街散歩では新宿を歩いた。新宿は飛躍的にその地下が膨張しているが、東京駅の地下街も今年の3月にJPタワー内の商業施設「KITTE」がオープンして、より広さを増している。東京駅の地下街の特徴は多層な地下街である。地下一階だけではなく、地下二階もある。また、周辺ビルの階上フロアを地下街の延長とするならば、これらもここ数年ものすごく広がったと言っていいだろう。
本当に必要なマップなどだけでもこの量になる

東京駅の各地下街でもらってきた案内図やパンフレット


地下街というのは、いろいろな定義があるのだろうが、僕の考える地下街は、とにかく改札などを通らず、一般人が普通に歩いていける場所のことだ。というわけで、今回は丸ノ内線の東京駅の改札から、東京駅地下街にアプローチしてみた。

まずは丸の内地下にある動輪広場。ここはかつて東海道線を走っていた蒸気機関車C62の動輪が飾ってある。
地下街散歩の待ち合わせ場所としても使える

丸の内北口地下にある動輪広場

動輪広場の隣には喫煙スペースもある。今回の地下街散歩で改めて思ったのは、喫煙スペースが充実してきたということだ。けっこうあちらこちらにある。もちろんトイレも充実している。ものたらないのは、ベンチくらいだろうか。

ここで地下街の地図を見ようとしたら、しばらく前から、ずっと地図を見ていらっしゃる老夫婦がいらっしゃった。こちらもお二人の後ろから地図を見ていると、男性が振り返って「つかぬことをお尋ねしますが」とおっしゃる。
地下街では自分がどこにいるかわらなくなるので、地図で確認したい

東京駅周辺の地図


うなずくと「新しくなった駅舎はどこでしょうか」とおっしゃる。一瞬なんのことかわからなかったが、地図を見て改めて、ああそうかと思った。「レンガ造りの駅舎ですよね、この真上ですよ」と天井を指さした。「ほら、そこの階段から地上にあがると目の前にあるはずです」と申し上げた。老夫婦はお礼を言って階段をのぼっていく。なるほど、地下からは駅舎を眺めることはできない。
次ページではグラングルメ、東京一番街へ向かいます
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