飛び込み客不可！ 予約客のみの隠れ家「しんざん」(4ページ目)

てっさに焼きふぐ…、冬の味覚の王者が登場

お次に表れたのは、てっさ（ふぐの薄造り）です。まさに今が旬のふぐ！ これはもうテンション上がりますね。

さらにふぐの快進撃は続き、表れたのは大皿いっぱいの焼きふぐです。「こんなに出して大丈夫ですか？」と聞きたくなるほど、たっぷりの量は圧巻！ テーブルに置かれた七輪の上に、少しずつ載せ、飲みながら焼き上がるのを待ちます。


いい具合に焦げ目がついたところを、はふはふしながらパクリ。ふぐには軽くニンニクをきかせた醤油味の下味がついていて、お酒をどうぞ飲んでくださいと言わんばかり。好みでポン酢をつけるのですが、個人的にはその必要はなし。このままで十分においしいからです。

ここはもう大胆に手づかみで骨の間をしごくように身をしゃぶります。噛むほどにふぐの旨味が溶け出し、会話すらも忘れてしまうほどでした。

大満足しているところに、れんこんのはさみ揚げが登場。そうそう、ちょうど揚げ物が恋しくなっていたんです。飲兵衛の気持ちをわしづかみですね。はさんであるのは鶏肉のミンチ。

生姜の風味がほんのり香り、これまた食欲を刺激します。ここで日本酒から芋焼酎のお湯割りにチェンジ。心も体も芯からポカポカになりました。