ビーチ/秘島・穴場のビーチリゾート

ラロトンガ島/クック諸島

タヒチとフィジーの間に浮かぶクック諸島。光を放つ絶品ラグーンや緑の高峰など、奇跡のように美しい島々が手つかずで残されています。ポリネシア文化が色濃く残り、旅情もたっぷり。陽気なクッキー(クック諸島の人々)のホスピタリティの高さも魅力で、英語圏なのも嬉しい! しかも日本人コーディネイターも在住しています!

古関 千恵子

執筆者:古関 千恵子

ビーチガイド

首都のラロトンガ島は周囲わずか約31km

クック諸島

首都のあるラロトンガ島は周囲約31kmと小さく、車で1時間もあれば一周できます

クック諸島

ラロトンガ島は緑の山がそびえる火山島

クック諸島の首都があるのは、国際空港のあるラロトンガ島。こちらに人口のほとんどが暮らしています。とはいえ、周囲はわずか約31km。一周道路を車で1時間も走れば、出発した場所に戻っているというコンパクトさです。中央にギザギザと尖った緑の高峰がそびえ、青いラグーンとのコントラストの美しさは感涙モノ! 

法律でヤシの木よりも高い建物はNGなので、一周道路沿いに見かける家々は、南の島らしい色づかいやデコレーションの平屋建てです。その愛らしいこと!

 

クック諸島

こちらは一軒家貸しのヴィラ。リゾート事情も充実しています

中心地のアバルアには大きなスーパーマーケットやおしゃれなレストラン、土産物店などで賑わい、ニュージーランドからのツーリストの姿も多く見かけます。が、島には信号がひとつもありません。リゾート環境は整っている、けれど、のほほんとした南の島という感じでしょうか。

 

ラロトンガ島のアクティビティ、カルチャー・テーマパーク

クック諸島

テ・ヴァラ・ヌイ・ヴィレッジのディナーショー

まず体験したいのが、テ・ヴァラ・ヌイ・ヴィレッジ。クック諸島の歴史や文化、習慣などを知ることができる本格的なカルチャー・テーマパークです。広い敷地内にヤシの葉葺きの建物が点在し、それぞれでココナッツの取り方や民族衣装などのデモンストレーションなどが体験できます。ディナー付きのプランでは、クック・アイランズ・ダンスのショーを鑑賞しながらビュッフェを満喫。ダンサーの衣装の美しさ、動きの切れの良さに、ガイドはほれぼれしてしまいました。

<DATA>
Te Vara Nui Village
住所:PO Box 86, Muri Beach, Rarotonga, Cook Islands
TEL:+682-24006
開園時間:カルチュラル・ヴィレッジ・ツアー(2時間)
ヴィレッジツアーのスタート:17:00~(ホテルピックアップ15:45~)
料金:39ニュージーランドドル(子供19ニュージーランドドル)

水上ナイトショー(火曜・木曜・土曜開催)
レストラン開業:19:00~(ホテルピックアップ18:00~)
料金:89ニュージーランドドル(子供45ニュージーランドドル)

ヴィレッジツアー+水上ナイトショー(火曜・木曜・土曜開催、4時間30分)
ヴィレッジツアーのスタート:17:00~(ホテルピックアップ15:45~)
ビュッフェスタート:19:30~
料金:109ニュージーランドドル(子供59ニュージーランドドル)

※子供料金は6~11歳、5歳以下は無料

4WDでサファリツアー

クック諸島

中央の山岳地帯へ分け入るサファリツアーでは滝にも立ち寄ります

ダイジェストにラロトンガ島の魅力を知るには、ラロ・マウンテン・サファリ・ツアーがおすすめです。4WDの車に乗り込み、険しい山道を進みながら、クック諸島の植物や歴史にまつわる話を聞くことができます。そしてハイライトは見晴らし台からの眺め! 密林の緑の先に広がるラグーンの青の移ろいは感動的です。

<DATA>
Raro Safari Tours 
住所:PO Box 380, Rarotonga, Cook Islands
TEL:+682-23629 or 22627


土曜日は縁日気分でマーケットへ

クック諸島

毎週土曜日のマーケットは縁日気分

毎週土曜日のお楽しみがプナンガ・ヌイ・カルチュラル・マーケット。テントやパラソルの露店が並び、おそらく島中の人が集まっている(!?)くらいの人気ぶり。ステーキロール(美味!)にドーナツなどを買い食いしながら、木彫りの工芸品や手染めのビーチドレスなどのショッピングが楽しめます。中央のハットでは子供たちがダンスもお披露目。お祭り気分で過ごせます。

<DATA>
■Punanga Nui Cultural Market
住所:Down Town Avarua, Rarotonga, Cook Islands
地図はこちら
開催時間:8:00~14:00



 

第一日曜は教会へ

クック諸島

毎月第一日曜日のミサは白い服で着飾る習慣があります

運よく滞在が第一日曜日に当たったら、ぜひ教会へ。 毎月第一日曜日は、女性も男性も白いアイランドドレスに麦わら帽子やスーツでビシッときめて、ミサに参列する習慣があるのです。白一色の教会内の風景は壮観です。そして「イメネ・ツキ」というマオリ語を取り入れた聖歌の大合唱には圧倒され、心洗われることでしょう。

 

レンタカーで島を探検!

クック諸島

マーケットで見つけたストローハット。おしゃれの基本

海外レンタカーを体験したことのある人なら、ドライブもおすすめ。クック諸島では日本と同じ左側交通なのと、一周道路でしたら道に迷うこともなく、カンタンです。ローカルに人気のビーチめぐりやバナナワインの工房など、ちょっとした冒険や発見が待っています。

ただし、クック諸島で自動車を運転するには国際免許証は不可で、クック諸島の運転免許証が必要となります。けれど心配はご無用! 日本のような試験は不要、警察署に申請を出せば、1時間もあれば1年間有効の免許証が発行されます。もっていて自慢になる(!?)自分土産にいかがでしょう? 24時間有効のテンポラリー免許証はレンタカー店でも手配可能です。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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