住みたい街 関西/子育て・環境重視の街選び[関西]

大阪京都神戸3市~小学校でみる少子化事情vol.3(2ページ目)

京都市中心部も、大阪市や神戸市と同様、市内中心部での少子化は顕著です。ただ、小学校の統合数が両市と比べて極端に多い!その理由は「日本最古の学区制小学校」である番組小学校にあります。

田中 和彦

執筆者:田中 和彦

住みやすい街選び(関西)ガイド

京都市内に有る小学校の児童数をみてみましょう。北区や右京区、左京区の山間部にある一部では、なんとか各学年1クラスを保てているような少人数の小学校もありますが、そのようなエリアを除くと極端な児童数の多少がある校区は少なく、大阪市や神戸市で見られた様な大きな偏りはありません。

マンモス校は中京区御所南小と右京区太秦小

児童数が1,000人を超えるマンモス校は京都市内では2校。中京区の御所南小学校(1,183人)と右京区にある太秦小学校です(いずれも平成23年5月1日現在の数字です)。

中京区にある御所南小学校は、平成9年度から11年度の3年間に文部省研究開発学校の指定、平成14年度からは文部科学省「新しいタイプの学校運営に関する実践研究」の指定を受けコミュニティ・スクール研究の場として、そして平成18年度からは京都市小中一貫教育特区の認定を受けている、いわば「ブランド校」です。中京区/下京区の小学校のほとんどがおよそ300人前後の児童数しかいない事と比べると、以下に児童数が多いのかがわかります。

右京区の太秦(うずまさ)小学校は、「東映太秦映画村」の南側約500m、京都市内中心部からはちょっと西側に外れた太秦という旧市街地にある小学校です。同じ右京区の嵯峨野小学校(797人)、西院小学校(780人)や、西京区の松尾小学校(892人)、桂川小学校(820人)等、中心市街地からすこし離れた旧市街地にある小学校には、比較的多くの児童が通っています。街に活気がある証拠です。

洛西ニュータウンは子供が激減

西京区にある洛西ニュータウンは1976年に入居が開始された京都市最初の大規模ニュータウンです。旧市街地に比べ、小学生数が大変減っています。洛西ニュータウン居住児童が通学する小学校の児童数推移をみてみましょう。

ピーク時には児童数1,733人(昭和61年)を誇った福西小学校は、いまでは294人と1,439人減!往時の約2割の児童数となっています。他にも竹の里小学校(平成2年1,269人→207人、1,062人減)、境谷小学校(昭和63年1,310人→270人、1,040人減)と、1,000人以上児童数が減った小学校が3校もあります。

洛西ニュータウンエリアでは、マンモス校なら3校分、平均的な小学校(京都市内の小学校の児童数平均375人)ならおよそ10校分の児童がいなくなった計算になります。同じニュータウンでも、マンモス校が駅の東西にある神戸の西神南とは大きな違いですね。

小学生以下のお子さんをもつ方にとって、引越先の小学校事情は気になるところです。「住みやすい街選び」だけでなく「資産価値の高い不動産選び」という観点でも、人口動態や小学校の様子を知るのは大切な事。今回使用した数字はすべて各市役所や教育委員会等がオープンにしている資料から拾いだしています。今回紹介できなかったエリアで住まいをお探しの方も、一度ご自身で調べてみてください。街の見方が変わると思いますよ。
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