時に、だらしなくなりがちな一人暮らし。生活のリズムをつかむためにはどうしたらいい?
誰の目も気にせず、誰も叱ってくれない一人暮らしでは、一度生活が崩れると、元に戻すのはなかなか大変。「でも、このままじゃいけない!」と思ったら、まずは、こんなことから始めてみませんか。
全部で10個の方法をご紹介しますが、一度にやらなくてOK。というか、むしろ、まずはひとつだけ、できるだけ簡単にできそうなことから、「ダメなら次に」というくらいの軽い気持ちでみましょう。ひとつずつステップアップしていくのが、三日坊主にならずに、だらしな生活から脱却するポイントです。
決まった時間にご飯を食べる
毎日決まった時間に何かをすることで、生活のリズムを取り戻すきっかけとなります。自分で作らなくてもいいし、外食でもコンビニ弁当でもレトルトでも、食べるものは何でもいいです。とにかく、いつも同じ時間に食事をするようにしてみましょう。特に外食や中食中心の食生活をしているは「いつでも食べられるから、あとでもいいか」と思いがち。どうしても抜けられない会議中などでなければ、仕事もいったん一休みして、ご飯を食べる。いつまでもダラダラせず、暮らしにメリハリをつけるきっかけとなります。
決まった時間に寝る
起きるためではなく、寝るために時計をセットしてみましょう
とはいえ、「○時に寝る」と決めても、気づかぬうちに深夜になっていた……というのもよくある話。そこでおすすめするのが目覚まし時計ならぬ、お休み時計です。寝ると決めた時間にセット。ピピッと鳴ったら、すべて切り上げて布団に入りましょう。
タイマーを使う
時間を上手く使ってメリハリのある暮らしをするために、タイマーはおすすめ
自分の意思をコントロールできなかったがゆえに乱れてしまった生活。「ダラダラしない」「○分間だけ」と決めても、気持ちだけでは思い通りにならないものですが、音をきっかけにすると、切り替えやすくなります。
テレビ・ネット・携帯をオフにする
ダラダラ暮らしの代表として挙げられるのがテレビ、ネット、携帯電話。やらなくてはいけないことがあるのに、一度始めるとやめるきっかけが見つからずに時間ばかり過ぎてしまうことがあります。これらのスイッチを入れる前に前項目のタイマーを利用するのもよい方法ですが、見る必要、手に取る必要がないときは電源をオフに。一度始めたことを途中で止めるのはとてもパワーがいること。最初から見ない、手にしない方がラクですよ。
やりたいことを書き出す
頭の中に浮かんだことは、一度文字にしてみると明確になります
例えば、資格取得の勉強をするなど大きなことから、ガスコンロを磨くなど小さなことまですべて。そして、いつも目につくところに置いておくのがおすすめです。
やろうと思っていることが明確になっていると、すぐに取り掛かる意欲もわき、ダラダラする時間が減ります。
モノを減らす
「家事は嫌い。めんどうくさい」「その手間を少しでも減らしたい」と思うなら、モノを減らすことをおすすめします。モノが多ければ多いほど管理が必要になり、家事に時間と手間を取られます。一方、モノが少なければ、掃除もしやすいし、収納も簡単。部屋が散らかりにくくなります。めんどうくさがり屋さんほど、モノを減らすことを意識して。使わないものはモッタイナイと溜め込まず、買い物をするときは本当に必要か考える習慣をつけましょう。
親の顔を思い出す
たまには親に連絡を。自分のやる気を起こすためにも、親孝行にもなり、一石二鳥
一人暮らしを始めると、誰しも親への感謝の気持ちが募るもの。親の顔を思い出すと、人それぞれ「お母さんは家族全員の家事を毎日こなしてたんだなぁ」「料理もいろいろと教わったのになぁ」「こんな汚い部屋に暮らしていると知ったらガッカリするだろうなぁ」などと、「このままじゃいけない」という気にもなるはずです。
たまには電話やメールなど連絡を入れてみると、気持ちが引き締まることも。親孝行にもつながります。部屋に人を呼ぶ
だらけきった生活を一気にガラリと変えるなら、誰かを部屋に呼ぶ約束を取りつけてしまうことをおすすめします。相手は恋人や親友など、自分が嫌われたくない人であればあるほど効果的。部屋を片づけ、掃除をする意欲も湧きますし、料理でもてなそうと奮起することもあるでしょう。期限が決まっていれば、「また今度」と言っている場合ではなくなります。自分のためにきちんとしようというのは、なかなかモチベーションが湧きにくいもの。でも、人を巻き込んでしまうと、やる気はぐんと上がります。
一日一回誰かと話す
家ではダラダラしてばかりという人は、外に出てみることを意識して
近所の人に「こんにちは」、お店で何かを買って「ありがとう」と言うだけでもいいので、一日一回誰かと話すことを意識してみましょう。
一人暮らしの乱れは、誰の視線も気にしなくていいことから始まることがよくあります。それが一人暮らしのメリットでもありますが、だらしなさにつながることもあるので、要注意。誰かと話すためには、部屋の外へ出なくてはなりません。外へ出れば、身なりにも少し気をつけるでしょう。また、声を出すと、ぼんやりとしていた頭もすっきりとしますよ。
ダラダラを後悔しない
きちんと暮らすことはとても大切ですが、いつも家事や仕事に追われて時間にムダなく暮らすというのも疲れるもの。ダラダラする時間だって必要だし、それこそが楽しい時間でもありますよね。『愛すべき、ウダウダ時間の過ごし方』では、あえてだらしなく過ごすことでリフレッシュする方法をおすすめしています。ただし、ダラダラが続くと、生活の乱れにつながります。また、ダラダラするつもりはなかったのにダラダラして過ごしてしまったときには、自己嫌悪にもつながります。
これまで紹介した方法などで、ダラダラが長く続く前にうまく切り上げることができれば◎。でも、もし切り上げられず、ダラダラしたまま過ごしてしまったとしても、それをいつまでも後悔しないこと。あえて「リフレッシュできた」「のんびり過ごせた」と気持ちを切り替えて、それが無駄な時間だったと思わない方が次のやる気に結びつくはずです。