住まいのプロが提案「イエコト」/納得できる『住まい選び』のレッスン

住まいは家族に左右される2 ~一生DINKSふたり家族(2ページ目)

~自分らしい住まい選び4~住まいは家族に左右されますが、ふたり家族はの住まいは、将来子どもを持つ持たないで大きく異なります。今回は、一生DINKS志向のふたり家族をみていきましょう。共働きで金銭面でも時間的にやや余裕にあるDINKSの住まい、選択が幅広いのが特徴です。

大久保 恭子

執筆者:大久保 恭子

これからの家族と住まいガイド

夫、妻がつかず離れずでいられるスペースが円満の秘訣 

ガーデンを

ガーデニングを楽しんだり、ガーデンを眺めながらのカフェスペースもマイスペースになります。

それでは次に住形態について見ていきましょう。子どもを持つ予定のない、ふたり家族に向く住形態は、ひとり家族と基本は同じで、一般的には郊外というよりは都心に近いマンションが中心となります。こちらは前回記事「住まいは家族に左右される 1 ~ひとり家族」をご参照ください。広さや間取りは家族数がひとり増える分、50~60平米、1LDK~2LDKが一応の目安となるでしょう。

子どものいない夫婦には、緩やかな個人主義を大切にする傾向があります。お互いの仕事や趣味を尊重することでより良いパートナーシップを築いていこうとするからです。そのために寝室以外に、自分の部屋とまではいかなくても、マイスペースを確保したいという要望が多いのです。1LDKならLDKの片隅をマイスペース化できる間取り、予算が許せば2LDKにして1部屋を互いの仕事部屋にする、更に金銭的余裕があれば3LDKにして、2人がそれぞれ自室を持つことができます。つかず離れずの空間が夫婦円満の秘訣かもしれません。そして3LDKともなると、ひとり家族とは異なり、一戸建ても有力な選択肢となってきます。

そして借りるか、持つかです。子どもを持たない共働きのふたり家族は、借りるも買うも自由に選択できるでしょう。住みたい家があり、それが賃貸マンションなら借りればいいし、分譲マンションであれば買うという選択です。もちろん、一戸建てでも。いずれにおいても予算の許す範囲ではありますが、子どものいない夫婦共働きの家計が一般的には可処分所得が高く、雇用リスクもヘッジできるため、長期の住宅ローン返済にも耐えやすい条件が整っています。したがって都心・郊外、マンション・一戸建て、賃貸・持ち家いずれも選択の幅は広いといえるでしょう。

次回は、子どもを持つ予定のあるふたり家族をみていきましょう。

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