感染症/その他の感染症

水腎症の症状・原因・治療

水腎症は、腎臓の中で、尿を集める部分に尿が溜まりがちになる病気です。膀胱尿管逆流と尿管狭窄が原因になっています。ここでは、水腎症の症状や治療などについて説明したいと思います。

この記事の担当ガイド

法律、経済など多くの資格をもつ現役のアレルギー・小児科医師

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

水腎症とは

水腎症

腎臓の部分に尿がたまっています

尿は原則、腎臓から尿管、膀胱と一方通行で流れていきます。腎臓には、尿を集めて尿管に流すために、腎杯(じんぱい)、腎盂(じんう)があります。尿の流れを川に例えると、様々な支流(腎杯)から大きな川(腎盂)となり、川が狭くなって尿管となり、海(膀胱)に流れていきます。

この腎杯、腎盂が尿のために拡張する病気を「水腎症」と呼んでいます。水腎症の原因としては、膀胱から尿管に尿が逆流する膀胱尿管逆流、尿管が狭くなる尿管狭窄、尿管が片方だけで2本ある重複尿管などがあります。主に、尿管の異常で、尿の流れが悪くなったり、尿が逆流することで、水腎症になります。

水腎症の症状

感染を起こさない場合は、無症状のことが多いです。たまたま、腹部超音波検査で発見されることもありますし、胎児の時に、水腎症を胎児超音波検査で発見されることもあります。
  • 尿路感染症による発熱を繰り返す
  • 腹部で、膨らんだ腎杯、腎盂をかたまりとして触れることができる
  • タンパク尿
  • 高血圧
  • 夜尿
などの症状があります。

尿路感染症の症状・原因・検査・治療

水腎症の検査

尿検査は重要です。尿検査で、尿に血液が混じる血尿、尿にタンパク質がみられるタンパク尿、感染を起こしていると、膿のような膿尿、尿に白血球が見られる白血球尿で、尿路に異常があることがわかります。

まずは、腹部超音波検査を行い、腎臓、尿管、膀胱の形を検査します。この時点で、水腎症が診断されることが多いです。腹部CT、腹部MRI、造影剤を使った検査を行うことがあります。尿が逆流することで水腎症になっている場合は、膀胱に造影剤を入れて行う排尿時膀胱尿道造影、尿管の狭窄が疑われる場合は、静脈に造影剤を入れて行う経静脈性腎盂尿管造影が行われます。

次のページで予後や治療について説明します。

更新日:2012年07月10日

あわせて読みたい

    この記事を読んで良かったですか?

    良かった

    86

    この記事を共有する