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建築費用の考え方・コストダウンのコツ

更新日:2012年01月30日

1000万円台でできる!建築家とローコストの家づくり

予算1000万円台では希望通りの家なんて無理…と思っていませんか?今回は、家づくりの工事費の実態から建主が取り組めるコストダウンの方法、さらに建築家ならではの工夫で建主のこだわりを実現させたローコスト実例をご紹介します。建築家との家づくりには潤沢な予算が必要…と思っている方は必見です!

一般的な工事費はどれぐらい?

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工事費を知っておくことが、コストダウンへの近道!

せっかく注文住宅を建てるなら、たくさんお金をかけて思い通りの家を建てたいと誰もが思います。しかし実際は、土地購入費用やローン借り入れ額などの都合により、建物予算が1000万円台という方も多いはず。
コストを抑えた家づくりには、まず一般的な工事費を知ることも大事です。そこで平均的な工事費とはどれぐらいなのかをご紹介します。

工事費はエリアによっても変動しますが、東京圏をサンプルにした場合、自由設計の注文住宅で30坪の木造二階建てなら坪75万円ぐらいがボリュームゾーンです。この金額には、水道工事やガス工事、照明工事などの付帯工事費は含まれますが、置き家具類やカーテン工事費などは含まれません。

例えば、坪75万円で30坪の家を建てる場合、工事費は2250万円+消費税で約2360万円になります。普通に考えていくと2300万円程度にはすぐになってしまう家づくりを、1000万円台で実現するためには、どうすればいいのでしょう。


ローコストな家を建てる5つのポイント

ここでは、建築家とローコストな家をつくるポイントを5つご紹介。こだわりは譲らずに、工事費2000万円台の見積もりを1000万円台に近づけるコストダウンの手法も併せて解説します。

【ポイント1】自分のこだわりを実現できる建築家を選ぶ
  

   

建築家といえども「ローコストなら壁は全面ビニルクロス、建材は安く手に入る既製品で・・・」と安易に考える人もいます。予算の内で最大限の工夫をする意欲をもたないケースです。これではオリジナリティの少ない家になってしまい、建築家と家づくりをする満足感が得にくいでしょう。

 
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キッチンはシンプルな造作、バスルームにはジャグジーを設置。自分たちのこだわりを見極めて、コストにメリハリをつけた好例。

ローコストでも建ててよかったと思う家にするためには、自分たちのこだわりを理解し、上手に表現してもらえる建築家を選ぶことが重要です。そのうえで、コストを抑えるためにどこかを割り切れるような、バランス感覚のある人を選びたいですね。

 
【ポイント2】本当に欲しいことを選りすぐる
自分にとって、家づくりで本当にやりたいことや欲しいことを選りすぐりましょう。
例えば、料理が趣味なのでキッチンは機能性の高いものにしたい、子供たちのために自然素材にしたい、などが考えられますが、本当に欲しいことにはコストをかけるべきです。あるいは、どうずれば実現できるか様々な手段を考えてみます。
反対に「普通はこのグレード」というような、誰が決めたかわからないような一般常識に縛られることはやめましょう。縛られたままで家づくりを進めてしまうと、住まいとしての魅力にもメリハリのない、中途半端な家になってしまいがちです。


【ポイント3】“なくてもいいもの”を見分ける
  

壁面は合板仕上げと塗装を組み合わせて。合板仕上げはコストが抑えられるが単一になりがち。塗装とバランス良く組み合わせることで、センスを感じさせる空間になった。

上手にコストダウンをするためには、なくても良いものを見分けることも大切です。
まず、家の面積や部屋数が本当にそれだけ必要なのかを考えましょう。「広さは30坪程度」と思い込みがちですが、家族構成や暮らし方によっては26坪で十分かもしれません。4坪違うと結構な金額差になるので、じっくり検討しましょう。
そして、間仕切りやドアは本当に必要かも考えましょう。ドアや壁で仕切らなくても、プランの工夫で空間を区切ることは可能です。間仕切りを減らせば、柱や壁の材料やドアなどの建材や職人さんの工事費をまとめて削減できます。
さらに、今すぐに必要ないものを作ろうとしていないか考えましょう。例えば、子供がまだ小さいなら、子供室より親のそばで勉強できるスペースがあればよいかもしれません。


【ポイント4】家づくりの費用の実態を知る
家をつくる費用の内訳を簡単にいうと、木材やコンクリート、塗料などの材料代、職人さんの人件費、設備機器などを現場で取り付ける手間代、会社を運営していくための経費や利益になります。
無理なく費用を削るには、壁やドア、建具をなくす、使う材料の種類を変える、設備機器の数を減らす、多くの種類の職人が関わらなくてすむような工夫をするなどの方法があります。
注意したいのが、闇雲に値下げを迫り過ぎて工事会社の利益がでないようにしてしまうこと。これでは点検・修繕に人を動かす余力がなくなり、完成後にそっぽを向かれてしまいかねません。また、コストダウンのために「施主支給」を選ぶ場合も、納品物の管理や取り付け手間の費用は発生します。
経費や利益が明らかに高過ぎるなら指摘するべきです。でも自分だけが得をしようと思わずに、会社として適正な利益を上げてもらことも大事です。


【ポイント5】自分たちの時間と、手や足を使う
家づくりのすべてを建築家や工事会社まかせにして、コストダウンばかりを主張するのは虫のよい話です。自分たちでも、間取りや材料の変更などでコストダウンを検討する、同じ性能でも安い商品をネットで探す、壁の塗装や床のワックスは自分で行うなど、時間をかけたり手足を動かしたりして、一緒に努力したいですね。


ここまでご紹介したコストダウンのポイントを取り入れつつ、たくさんの要望を建築家が上手にまとめた事例を次ページでご紹介します。もちろん、すべて1000万円台で建てたお宅です!

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この記事の担当ガイド

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菅野 有香

設計事務所を経て、(株)リビング・デザインセンターへ入社。 家づくりコーディネーター(二級建築士)と…

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