「パパ育て上手」は「褒め上手」
イクメンへの道は、急がば回れ
ただし、パパは最初から何でも上手にできちゃうわけではありません。たどたどしい手つきを見ていると、「自分がやったほうが早い!」なんてもどかしくなってくるかもしれませんが、そこで「もっとテキパキおむつ換えてよ!」とか「早く寝かしつけてよ!」などと、いちいちダメ出しをしてしまってはいけません。パパとしての自信を失い、せっかくONになったパパスイッチがまたOFFになってしまいます。
ご面倒をおかけしますが、おむつ替え、ねんねなど、一つひとつのプログラムをインストールしていかなければならないのです。
そのためには、下手なところをけなすより、たまたまうまくできたところを褒めてあげるほうが得策です。ある程度の自己流も認めてあげましょう。
これって子育てと全く同じです。子育ての予行練習だと思って、パパ育てにもチャレンジしてみてください。
「パパ育て上手」は「甘え上手」
責めるのは逆効果。上手に甘えるのが効果的
「大変なのもわかるけど、もうちょっと頑張ってほしいな」というときは、「責める」よりも「甘える」ほうが効果が期待できます。「これをやってくれたらすごく助かるんだけどな」などと、お願いしちゃうのです。
ここぞ、結婚して以来長年温存してきた(?)「女子力」の見せどころです。
「私がご飯を作っている間に、そこにある洗濯物をたたんでおいてもらえると助かるな。協力して早く家事を終えて、晩酌でもしましょうよ」などとニンジンをぶら下げるのもいいでしょう。「やる気はあるけど、何をしていいのかわからない」という新米パパにも、同様の方法が有効です。
「何をすべきか自分で考えなさい!」なんて突き放した言い方をするママもいるようですが、よほどマゾ気質なパパでなければ、そんな言い方をされて奮起するはずもありません。
上手に甘えるふりをしつつ、何をすべきか明確に指示を与えてあげるのが賢いママ。そうするうちに、パパ自身、段々とすべきことがわかってくるものです。子育てもパパ育ても「急がば回れ」なのです。
>> チビタス「夫を育児に巻き込むコツ」特集へ