オーデマ ピゲは二人の時計師に始まる
スイスの時計メーカーには、二人の人物の姓を組み合わせて社名やブランド名にした例がいくつか見られるが、オーデマ ピゲも代表的な一つ。1875年、ジュラ山脈のジュウ渓谷で古くから時計に携わっていた名門一家の出身の時計師ジュール=ルイ・オーデマとエドワール=オーギュスト・ピゲが互いに協力関係を結んで誕生したのが、このオーデマ ピゲである。左/創業者ジュール=ルイ・オーデマ 右/創業者エドワール=オーギュストピゲ
20世紀になり、腕時計の時代に入ってからも、複雑時計のスペシャリストというオーデマ ピゲの伝統は一貫して受け継がれ、腕時計サイズに小型化された革新的なムーブメントを用いた1892年製の有名なミニッツリピーターをはじめ、ムーンフェイズ付きフルカレンダー、ジャンピングアワー、クロノグラフなどを多数製作して、高度な技術にさらに磨きをかけた。
次のページでは衝撃の代表モデルを紹介します。