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子どもの習い事、いくらかける?(3ページ目)

新入学、進級の季節も近くなり、音楽教室やスポーツクラブなどのCMも多く見かけるようになりました。前回の「子どもの塾や教材費」に続き、今回は習い事にかける費用について解説します。

平野 泰嗣

執筆者:平野 泰嗣

ふたりで学ぶマネー術ガイド

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芸術関係の習い事、どんなものにどれくらいかかる?

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芸術関係の習い事には、どんなものがあるの?

下の表も、芸術活動をする人が多い順に並んでいます。最も習い事をする人の割合が高い「楽器の練習」は、月あたり平均6,700円かかります。楽器の種類別に見ると、ピアノなどの「鍵盤楽器」は、月7,400円、バイオリンなどの「弦楽器」は、月7,500円と、平均より若干高くなっています。
図表4

Benesse教育研究開発センター「学校外教育活動に関する調査2009」よりガイド平野泰嗣がグラフ作成(クリックすると拡大表示されます)


2位以下は「絵画/造形」が月3,400円、音楽教室などで子供向けに行う「音遊び/リズム遊び」は、月4,600円となっています。中には千円位でできる習い事もありますが、大体5千円以内に納まるものが多いようです。けれども、バレエのように、月1万円以上かかるものもあります。そういえば、フィギュアスケートの選手は、同時にバレエも習っている人もいるそうです。掛け持ちで習い事をしたら、費用も倍! ですね。

スポーツと同様に世帯年収別に見てみましょう。
図表5

Benesse教育研究開発センター「学校外教育活動に関する調査2009」よりガイド平野泰嗣がグラフ作成(クリックすると拡大表示されます)


やはり世帯年収が高いほど、子どもに芸術系の習い事をさせている家庭が多くなるのは、予想通りですが、ざっくりと見ると世帯年収が400万円以上になると月平均5千円以上かけていて、世帯年収が800万円以上になると月1万円近くかけている、といった印象を受けました。

お金を理由にあきらめさせたくない……という親心

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才能の芽があるのなら、できるだけ伸ばしてあげたいな

相談にいらっしゃるお客様から、お子さまの習い事について考えを伺うと、「無理強いするつもりはないけれども、色々なことを経験させてあげて、可能性を拡げてもらいたい」「本人が嫌なら仕方ないけれども、才能があったり、本人が希望したりした場合は、お金がない、という理由であきらめさせたくない」とおっしゃる方が多いです。同じように考えていらっしゃる方がいましたら、かかる費用について、多めに見積もってみてはいかがでしょうか。

【関連リンク】
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