ピッキング・泥棒の対策/ピッキング・空き巣を防ぐ

犯罪情勢に見る侵入犯罪の今と“補助錠”対策

警察庁発表の「平成22年上半期犯罪情勢」の中から、「侵入犯罪」にフォーカスして最近の傾向を分析します。さらに必要不可欠な補助錠対策についても情報をお伝えします。

佐伯 幸子

執筆者:佐伯 幸子

防犯ガイド

侵入手口でもっとも多いのは?

平成22年度上半期の「犯罪情勢」が警察庁より発表されました。「侵入犯罪」については、住宅を「一戸建住宅」「共同住宅(3階建以下)」「共同住宅(4階建以上)」に分けて統計が出ています。今回は、「4階建以上の共同住宅」の侵入犯罪のデータを、分かりやすいように円グラフにしてみました。
平成22年上半期侵入犯罪(共同住宅4階建以上)のグラフ

平成22年上半期侵入犯罪(共同住宅4階建以上)のグラフ


最初のグラフでは、侵入手口のうち、「ガラス破り」が1496件で最も多く、次いで「無締り」1336件となっています。ガラス破りによる侵入被害が多いのは、玄関ドアに比べて窓のガラスは誰が考えても割るのが簡単で侵入口となりやすいのだと納得できると思います。

また、平成13~14年頃より激増した「ピッキング」は、誰もが知る言葉となっていますが、グラフで見ると今年上半期の被害はごくわずかです。「サムターン回し」も全体から見るとけっして多くはありません。被害が多発して以降に「ピッキング対策」や「サムターン回し」対策をするようになった住宅が増えたと考えられます。すると、「住宅の防犯対策は、『窓の防犯対策』を第一に考えるべきだ」と思いたくなるかもしれません。

■「ピッキング被害減少!でも要注意」
■「ピッキングよりサムターン回し?」

鍵・錠周りだけで約半数!

しかしながら、「ピッキング」「サムターン回し」「合いかぎ」「その他施錠開け」「ドア錠破り」「無締り」などの項目を、「鍵・錠周り」の手口を合算してみると、次のグラフのようになります。
鍵・錠周りの手口とその他の対比

鍵・錠周りの手口とその他の対比


「鍵・錠周り」の手口は1970件で全体の約半数となり、「ガラス破り」1,496件を越えています。この結果から、「第一に玄関ドア」次いで「窓」に侵入防止対策を考えるのが大切だということが、警察の認知件数からもお分かりになるでしょう。「自宅の鍵は安全か?」ということを今一度確かめてみましょう。次ページでは、安全のめやすについてと「CP認定」マークについてお伝えします。

 

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