雑貨/古道具・アンティーク

新宿・boil 古道具の温かさを共有したい

古道具屋さんパート2。新宿御苑に程近く、ビルの6階にひっそりと佇むお店です。ここに?と思ってしまうような古いビルですが、勇気を出して階段を上ってみましょう。

江澤 香織

執筆者:江澤 香織

雑貨ガイド

お店へ行くまで お店へ行くまで
不安を感じながら、こんな階段をひたすら上っていきます。

新宿御苑の近くに建つ、ちょっと怪しげなビル。 ここの6階に面白い店ができたよ、という情報を聞き、おそるおそる階段を上ります。 そう、エレベーターはありません。飲み屋や事務所などちょこちょこテナントの入った ビルの階段をただひたすら上ります。本当にこんな場所にお店があるんだろうか?と不安がよぎるような薄暗い階段。途中の踊り場にはぽつんとビーナスのオブジェがあったりして、ビビリながらようやく6階へ。息切れした頃にやっとお店の看板が見えてきました。

お店へ行くまで
これが見えたら到着。

古いものに新しい命を

店内
宝探しのような気分になります
扉を開けると、こじんまりとした店内。秘密の屋根裏部屋のような小さな空間には、 古い道具がぎっしり。うーん、どうしてこんなところに??外からはまるで想像できません。 動揺している間もなく、お客さんがぱらぱらと入ってきます。5人も入ればもういっぱい。

入ってすぐの窓辺には、ガラスの瓶やピッチャーが並び、外の緑が映りこんで清々しく 佇んでいました。壁をぐるりと棚が囲み、キッチン用品やテーブルウェア、バスケットなどが お行儀よく鎮座しています。お店にあるものは、年代、国籍を問わず、でもきちんと使えるもの。 北欧製やオーストラリアで見つけたものもあれば、日本のデッドストックもあります。 有名メーカーやデザイナーのプロダクトでなくたっていいのです。 フォルムが美しいもの、良い気分になるものが集められています。 一瞬何の用途だったのか分からないようなものでも、 工夫とアイディアで新しい使い方を提案しています。

店内コーナー 店内コーナー
店内コーナー 店内コーナー
店内コーナー 店内コーナー
何に使おうか、想像するのが楽しい。

「元々古いものが好きなんです。 無名なもの、捨てられてしまいそうなものでも、デザインの美しいもの、 まだ使えるものにもう一度新しい命を吹き込みたい、と思っています。 骨董品という目では見ていないので、自分が好きだと感じるものを直感的に 選んでいます。でも後で調べてみると、実は著名なデザイナーの作品だった、 ということもあり、買ってからの再発見が面白いですね」 と店主の岩本篤さん。 ここまでがんばって上がってきてよかったなあと思える、 意外な掘り出し物に出会えそうです。

さて、でも何故この場所でお店を?
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