アパートマンション経営/アパート・マンション経営のはじめ方

募集図面は大家さん自身が作ろう 募集図面で入居率を上げる方法

募集広告をちょっと工夫することで、入居率は上げられます。

浦田 健

執筆者:浦田 健

アパート・マンション経営ガイド

広告の山に埋まる、あなたの募集広告とは

あなたは自分の物件が、実際どのように募集されているのか確認したことがあるでしょうか?
駅前の不動産店舗前を通り過ぎるときに、店頭の掲示スペースに貼られた賃貸募集広告を、一度は目にしたことがあると思います。どれも似たり寄ったりのデザインの白黒広告ではなかったでしょうか?

通常、空室の募集広告は、大家さんが募集を依頼している不動産会社が作成しているのが一般的です。こうした広告で使われる代表的なキャッチコピーは、「築浅」、「陽当たり良好」、「新築賃貸マンション」など、ありきたりなフレーズに溢れています。
もし、あなたの広告にも、同じ様なフレーズが使われているのであれば、その他の広告同様、広告の山に埋もれる可能性があります。

広告に埋もれた状態となる広告掲載スペースでは、閲覧者の目を向けるポイントは、「賃料」、「部屋の間取り(広さ)」に絞られてしまいます。このような状況では、あなたの物件の良い点は見過ごされ、価格、間取りに魅力がなくては、内覧希望者なかなか現れません。

確実に入居者を獲得するには、内覧希望者にまず、部屋を見に来ていただくことがとても重要です。

今回は、あなたの募集広告を目立たせ、閲覧者を内覧希望へと導くための募集広告の作り方をお伝えしていきます。ここでお伝えする手法を実践することで、お金をかけずに入居率を上げることも可能になります。

募集広告の注目をあげる手法とは

広告の基本は、その広告を読んだ人が、どうやったら行動へうつしてもらえるかを考えることから始まります。反応の悪い広告は、お客様の感情とズレがあるから、結果的に反応がないのです。
仮に「コンビニ近し、駅10分、バス・トイレ別、エアコン付き」の広告をみて、どの様に感情が変化するでしょうか。ありきたりの事柄は、閲覧者の関心を呼び込みません。「是非みてみたい」という感情が発生しないので、行動もありません。
多くの募集広告の中から、あなたの物件に注目してもらうには、「是非、内覧希望したい」と思わせるような広告でなくてはならないのです。

つまり、閲覧者に「是非みてみたい」と思わせれば良いのです。募集広告をひと目見た瞬間、興味をもたせる様にすれば良いのです。この関心を呼び込ませる広告表現は、実は、物件のセールスポイントをしっかり把握している、あなた自身が考えることが一番だったのです。

では、どの様な方法で、広告にセールスポイントを盛り込んでいくのかをお伝えします。
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