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北海道伊達市、移住計画成功の秘密 前編(3ページ目)

2,3年前より公示価格の上昇で、全国的に有名になった北海道伊達市。分譲区画を出せば売れるという移住者羨望の北の大地、その人気の秘密を前編、後編のシリーズでご紹介します。

平野 ゆかり

執筆者:平野 ゆかり

別荘・リゾートマンションガイド

人気の秘密2 安全・安心して暮らせる仕掛けがある

移住の発端は、平成14年にまちづくりの事業としてスタートした「伊達市ウェルシーランド構想」にあるといいます。

「企業や学校を誘致するのではなく、人を誘致しようというコンセプトのもと、まずは自分たちが安全に快適に暮らせる街にしようというところからはじめました。伊達市の人口は横ばいで推移しており、過疎対策ではありません」と安藤さん。

まず取り組んだのが、高齢者が安全・安心に暮らせるまちづくりです。ひとつが「愛のりタクシー」。高齢になると車の運転も難しくなります。そこで料金的に配慮した「愛のりタクシー」を運行。これは行政サービスの一環として提供するのではなく、民間のタクシー業者がビジネスとして展開しています。
伊達市内に建設された「安心ハウス」。1階には入居者の交流の場となる食堂が用意されている

2番目が「安心ハウス」です。高齢者の一人暮らしは、どうしても閉じこもりがちになります。そこで高齢者が集まって共同生活できる施設を2棟65戸用意したのです。こちらももちろん民間事業として供給され、管理運営されています。入居者から見て、通常の賃貸マンションと違うのは1階に食事のできる食堂がある、共同浴場がある、さらに各部屋にナースコールボタンがあることです。

実際に見学しましたが、食堂も部屋も明るい雰囲気。食事の用意をする調理の方もいます。一緒に連れ立ってお風呂に行かれる女性の二人組にも会い、アットホームな住み心地を感じました。

市から認定を受けるためには、1戸の床面積が40平米以上であること、段差のない床、手すりの設置、十分な廊下の幅など、高齢者が暮らしやすいいくつかの条件が設けられています。賃貸料はひと月5万円~7万円、共益費が3万円~4万円、食費を希望する場合は4万円くらいが別途かかり毎月11万円くらい。伊達市外からの入居者が約8割を占めているそうですから、これもある意味、移住といえます。

【関連HP】北海道伊達市
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