多量摂取で副作用?!
甘草に期待される働きは、伝統的に咳、のどの痛みを沈静化させたり、身体の抵抗力を高めると考えられています。しかし、これらの働きをきちんと立証する為には、まだ試験結果が確かなものではありません。現在でも民間治療に甘草が利用されるケースがあるのは、伝統的な意味合いが大きいでしょう。
逆に、過剰摂取による副作用が示唆されています。その副作用とは頭痛、嘔吐、高血圧症などです。また、甘草は特定のホルモン活性を変化させてしまい、電解質障害を起こすのでは、と考えられています。それにより、不整脈や心臓発作、腎損傷などが引き起こされます。特に、うっ血性心不全、冠動脈心疾患、腎疾患、肝疾患などを患われている方は、注意された方が良いでしょう。妊娠中、授乳期の方の摂取も注意が必要です。
また、ドイツの専門化委員会コミッションEは、1日5~15g摂取する場合は医師が監視する場合を除き、使用期間を4~6週間内にすることとしています。ただし、5~15gの使用は高容量であり、低容量で用いられる場合は長期間摂取しても比較的安全であると考えられています。
このような特徴を持っている甘草。古くから医療に用いられているものでも、研究によって伝えられている事と違うケースがあります。使用する場合には、注意点を良く知ることが大切でしょう。