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子どもの「地頭」を育てるいけばな教室(2ページ目)

体操や英会話など、子どもの「能力」を伸ばす習い事は数多くありますが、2009年は、子どもの個性や自主性を伸ばす習い事に注目してみましょう!

執筆者:別当 律子

お教室の様子を紹介!

子ども向けのいけばな教室を開催しているのは、いけばなの三大流派の一つであり、型よりも個性を尊重することで知られる『草月流』で、子ども向けの教室は『茜ジュニアクラス』として、第四代家元の勅使河原茜さんが直接子どもたちを指導しています。

自主性にゆだねられることで、子どもたちの心が解放されていきます
教室には、現在、3~18歳の子どもたち約70名が通っていますが、6~8歳位の年齢の子どもが一番多く、また教室は青山で開催されていますが、近所に住む子どもたちだけではなく、東京近郊から通ってきている子どもも数多くいるそうです。

基本的に、親は別室で待っているため、教室の中は子どもたちと講師の方たちだけ。子どもたちは器や花材選びから、自分一人で行っていきます。


子どもたちの作品には素晴らしいものが多く、そのクオリティーの高さに驚かされます(写真提供:草月会)
講師の方は求められればアドバイスをしますが、基本は子どもたちの自主性にまかせており、作品の完成をせかすことなどは絶対にしません。
「ある小学校5年生の男の子が『ここにいるときはリラックスできるな~』とつぶやくので思わず笑ってしまったことがあるのですが、普段、それほど子どもたちは時間にせかされた生活を送っているのでしょうね」(家元・勅使河原茜さん)


教室の開催時間に幅があるので、小学生以上になっても継続して通い続けることが可能です
作品が仕上がったら講師が講評を加え、その後写真撮影とスケッチを行い、客観的に観察できる眼を養っていきます。

そして最後はかたづけまで自分で行い、おやつを食べてその日の教室は終わります。

お教室は14~19時頃まで開催されており、この間であれば好きな時間に来ることができるので、学校の行事やほかの習い事との兼ね合いを保つこともできます。
「来年はジュニアクラス開設20周年なので、子どもたちの作品を展示するといった企画も考えています」(家元・勅使河原茜さん)

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