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【海外の住まい】バリの伝統的住宅スタイル(3ページ目)

南の国インドネシアのバリ島。都市部では近代的な分譲住宅が増えてきましたが、今回は昔から受け継がれているバリの伝統的な住宅スタイルをリポートします。

井上 恵子

執筆者:井上 恵子

住まいの性能・安全ガイド

大家族というスタイルで子育ても共同体

ウブド中心街のマーケット
ウブド中心街のマーケット。ショップやレストランもたくさんある。

バリの伝統的な住まいは、大きな敷地に何世代にもわたり同居する「大家族」が住むスタイル。聞くところによるとバリではお父さんはあまり働かずお母さんが働くことが多いとか。本当のところはどうなんでしょうか。

日本では共働きする場合は多くの家庭で保育園に子どもを預けます。伝統的なバリスタイルでは大家族で住んでいるため、誰かしら子どもの面倒を見る人がいるので比較的女性も外に仕事に出やすいとのこと。もしくは連携が強い隣近所に預ける方法もありだそうです。

実際にウブドでは観光客が多いため、ショップやレストランなど働き口は結構あるようでした。

一度建てたらリノベーションして長く住む

道路沿いに並ぶ伝統的な民家
道路沿いに並ぶ伝統的な民家。

今回ご紹介したバリの伝統的なスタイルの住宅は、一度建てたらリノベーションを繰り返し、ずっと長く住み続けています。バリは湿気があるため、10年に一度くらいの頻度で大々的なリノベーションを行うそうです。

建て直すときは地震で家が崩れてしまったなど特別な場合で、それもそうあることではないとのこと。こういった、伝統的な住まいを大切にすることは、バリの人たちにとってとても自然なことのようです。

今、バリはすごいスピードで発展しているところですが、まだまだ残る豊な自然を大切にし、この住宅スタイルを守り続けて行ってほしいと感じました。

続編「バリの近代的な分譲住宅」もぜひご覧ください!

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【取材協力】 ラグラグ・ウブド・バリ

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