ホームページ作成/HTML・スタイルシート(CSS)の基礎

印刷時に改ページする場所をCSSで指定!

ホームページを印刷すると、あまり望ましくない位置で改ページされてしまうことがあります。スタイルシートを使って「改ページ位置」を指定しておけば、中途半端な改ページを防いで印刷できるページが作れます。

西村 文宏

執筆者:西村 文宏

ホームページ作成ガイド

印刷すると中途半端な箇所で切れてしまう…?

HTMLには、ワープロのように「ページ」という概念がありません。紙に印刷されることは考慮していないので当然ですね。 しかし、実際には、ホームページの内容が印刷されることはよくあります。 そのとき、あまり望ましくない位置で改ページされてしまうことがあります。 そんな場合に備えて、スタイルシートを使って「改ページ位置」を指定しておきましょう。

スタイルシートを使うと、改ページして欲しい箇所を指定することができます。 画面表示などには一切影響しませんが、印刷される場合に、その指示に従って改ページが行われます。
逆に、「ここでは改ページして欲しくない」という箇所を指定することもできます。

page-break-before / page-break-after プロパティ

スタイルシートには、page-break-beforepage-break-after というプロパティが用意されています。 これらが、印刷時の改ページを指定するプロパティです。

page-break-beforeプロパティは、要素の直前での改ページについて指定するプロパティです。 page-break-afterプロパティは、要素の直後での改ページについて指定するプロパティです。

改ページさせる指定

例えば、次のように使います。

div.pageblock {
   page-break-after: always;
}

上記のように記述すると、「pageblock」クラスのdiv要素の直後で、常に改ページされるようになります。
例えば、HTMLを次のように書きます。

<div class="pageblock">
   このブロックの直後で改ページされます。
</div>
<div class="pageblock">
   このブロックは直前のブロックとは異なるページに印刷されます。
</div>

すると、上記の2つのdiv要素は、各要素の直後で改ページされるため、同じ紙(ページ)には印刷されなくなります。

改ページさせない指定・使用上の注意

改ページさせる指定のほか、改ページさせないようにもできます。 また、これらのプロパティを使う際には注意が必要な点もあります。 それらについては、次のページで。

改ページさせない指定、使用上の注意点は次のページで!

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