外国株/BRICSとその他の国の株

BRICS株への投資法

少し前までは日本人の個人投資家のBRICsへの投資法はファンドなどに限られていました。しかしながらここ数年で驚くほどに投資方法が充実してきました。

戸松 信博

執筆者:戸松 信博

外国株・中国株ガイド

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BRICS株への投資法

少し前までは日本人の個人投資家のBRICsへの投資法はファンドなどに限られていました。しかしながらここ数年で驚くほどに投資方法が充実してきました。

まず一番ポピュラーなのが中国株ですね。一番手っ取り早く手を出せるのがETFです。大証に上場している上証50(1309)と中国A株CSI300(1322)です。共にA株に連動するETFです。こちらですと日本株の口座で買うことができます。また、個別株も様々な証券会社がサービスを提供してます。日本人が買うことができる中国株には上海株B、深センB株、香港株、米国ADRなどがありますが、取り扱っている証券会社はそれぞれ異なるケースがありますので、口座を開設する前にきちんと調べておきましょう。

次にブラジル株ですが、こちらも東証に(NEXT FUNDS)ブラジル株式指数上場投信(1325)というETFがあり手軽にインデックスに対して投資可能です。また、最近ニュース証券が個別株の取引を開始しました。それ以外でもSBI証券や楽天証券などで米国に上場しているブラジル企業のADRの取り扱いがあり、こちらでもペトロブラスやヴァーレといったブラジルを代表する企業の取引が可能です。

インド株にもETFがあります。東証に上場している(NEXT FUNDS)インド株式指数上場投信(1678)です。一方で、インドの現地株式は外国人の取引が制限されていますので、個別株を直接買うことは出来ません。個別株を買う場合はSBI証券や楽天証券などで米国に上場しているインド企業のADRを買うことになります。しかしインフォシスやICICI銀行など、インドを代表する一通りの企業はADRで取引可能です。

ロシア株にも大証に(NEXT FUNDS)ロシア株式指数上場投信(1324)というETFがあります。個別株についても、SBI証券やニュース証券などで取り扱いがありますし、SBI証券や楽天証券などで米国に上場しているロシア企業のADRを買うことも可能です。

このように少し前は難しかった個人投資家のBRICsへの投資ですが、今は非常に簡便になり、しかも幅も広がりましたから、少しでも興味がある皆様は是非一度、トライしてみては如何でしょうか。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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