北海道の観光・旅行/北海道関連情報

達人が選ぶ北海道のお土産(2ページ目)

海の幸、大地の幸、街の幸が豊富な北海道には、ものすごい数の『おみや』が並んでいます。一体何を買っていいのやら…。定番もいいけれど、その道のプロが勧めるひと味違うおみやを選んでみませんか?

執筆者:小西 由稀

札幌&北海道を巡って集めて実食した、
手みやげガイド編集者が惚れたおみや

2006年のクリスマスに出版された、札幌&北海道のカジュアル手みやげガイド『おみや』。札幌の出版社「イエローページ」の編集部スタッフが日頃食べている、あるいは直接買い求め「間違いなく旨い!」と思ったもののみ、全144品が紹介されています。多種多彩なラインナップは、いずれもハズさない内容と話題を集めています。かくいうガイド小西も普段使いで愛食しているもの、手みやげに使っているものもあったり、また取材のネタ本としてもこっそり使わせてもらっています(笑)。144品の中から、あえて”北海道の魅力を再発見できる、道外客におすすめのおみや”という視点でピックアップしていただきました。

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純白な濃厚アイスクリーム『ロイヤルスペシャル』。*画像提供/イエローページ(以下同じ)
■雪印パーラー本店の『ロイヤルスペシャル』(札幌)
乳脂肪分が8%以上をアイスクリームと呼びますが、こちらは乳脂肪分16%と、この上なく「スペシャル」な一品。こんな上等なアイスクリームが誕生した経緯は昭和43年、「来札する昭和天皇・皇后両陛下へ献上するアイスをつくって欲しい」と宮内庁から雪印乳業へ依頼が来たから。約半年の試行錯誤の末、完成したアイスは卵を使わず、雪のように純白。スプーンにモチモチっとからみつく不思議な食感で、食べると濃厚な牛乳の風味が口いっぱいに広がります。器にうっすらと溶けてたまるくらいの柔らかい状態が一番の食べ頃。

●問合せ先/雪印パーラー
本店のほか、新千歳空港店でも購入可。ネット通販可。



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1パック2本入り。
■札幌こんぶ屋の『さけ昆布巻き』(札幌)
ご主人の桑折広幸さんの生まれ故郷・えりも町の名産、「日高昆布」を使った昆布巻きがメインの昆布製品専門店。フランス製の圧力釜で炊き上げる昆布巻きは、柔らかいのに昆布の食感がしっかり保たれ、その中からしっとり煮上がった鮭が顔を見せます。化学調味料や添加物は使用せず、ベタ甘くない味付けがご飯にもお酒にも相性抜群。この汁だけでもごはんが進みます。鮭のほかニシン、子持ちシシャモ、男爵いもなど、どれも昆布の中に北海道のおいしさを巻き込んだ逸品ばかり。

●問合せ先/TEL011-563-3360
札幌市中央区南12西15-2-2(電車通り沿い)、取り寄せ可



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手まり筋子、紅鮭、たらこ、ミックスが
■佐藤水産の『海鮮グルメおにぎり』(札幌)
高級海鮮加工品、特に鮭の加工品に定評のある佐藤水産の大人気おにぎり。JR札幌駅前の本店では、石狩市にある直売・加工場「サーモンファクトリー」から届いた出来たておにぎりが、毎日70個から多い日は150個が午前中に完売。本店に並ぶのは手まり筋子、紅鮭、たらこ、紅鮭と手まり筋子の「ミックス」の4種類。市販の他社商品と比べ1.5倍の大きさで、契約農家から仕入れるお米をふっくら炊き上げ、具を溢れんばかり使って1個1個手作りで握っています。その大きさは、市販の他社製品と比べなんと1.5倍! 新千歳空港の売店でも販売しており、同僚のおみやとして大量に買い込む出張ビジネスマンの姿もチラホラ。

●問合せ先/佐藤水産



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生地とクリームが逆転!? チーズクリームのロールケーキ
■美花夢の『チーズクリームのロールケーキ』
手塩にかけて育てた乳牛のミルクを使ってチーズを製造、それを原料に作ったクリームをたっぷり使用した牧場メイドの手作りロールケーキ。小麦粉を使わず、近隣の養鶏場が生産する「酵素卵」でつくられる生地が1周巻かれただけで、あとは中がほぼチーズクリーム! ひと口食べるとなめらかな舌触りが印象的で、クリームチーズのクセのない酸味が爽やか。意外なほどあっさりいただけます。冷凍するとアイスケーキになり、解凍しても食感は元のまま楽しめます。

●問合せ先/食彩工房・美花夢
ネット通販可。



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あづまジンギスカン(野菜は付きません)
■あづま成吉思汗本舗(市原精肉店)の『あづまジンギスカン』
大ブレイクした北海道発ジンギスカンは、生のラムやマトンを焼き、タレを付けて食べるスタイルが主流ですが、道内にはタレに漬け込み袋詰めされた「味付ジンギスカン」が各地に多数存在。それぞれ特徴を出した地元の味として親しまれています。勇払郡厚真町の精肉店が商品化した「あづまジンギスカン」は、タレに入った果物や野菜の酵素が働き、約1cmもの厚切り肉が驚くほどのやわらかさ。しつこくないフルーティな味で、いつまでもジューシーに食べられます。肉のタレが染みた野菜も美味ですよ。

●問合せ先/TEL0145-27-2407
勇払郡厚真町表町4-1、取り寄せ可




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イエローページイエローページの石田さん
この方に話を聞きました

「今回紹介した”おみや”はほんの一例です。ニセコの農家さんがつくる『きんつば』、味噌・醤油工場の隠れた一品『長いも醤油漬』、『つぶ塩辛』や『ほっけのきりこみ』などなど、『おみや』には普段遣いからお遣いものまで、旨いものがぎっしり詰まっています。高価なもの、奇をてらったものは一切ありません。でも、お金では測れない”ぜいたく”をどこかに感じられる、そういうものばかりを集めています。この続きは『おみや』で、ぜひ」。※おみやは現在、「おみや2」が出ています!

手みやげガイドブック『おみや』について
●『おみや』は道内の書店やコンビニなどで好評発売中。
『おみや』の詳細はこちらへ
『おみや』の通販はこちらへ

 
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