西郷理恵子の恋愛コラム/西郷 理恵子の恋愛情報

単なる肉食化ではない!an・anのSEX特集(2ページ目)

4月14日に発売された『an・an』のセックス特集を分析!自分の性欲や発情を肯定的に認識しづらい女性にとって、『an・an』は非常に大きなインパクトをもたらしました。今後の男女関係はどうなるか?

西郷 理恵子

執筆者:西郷 理恵子

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当たり前のものを、当たり前に言える時代へ

嵐の櫻井翔さんが表紙の「オトコノカラダ」特集号は、重版決定!
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しかし、実際に手に取って見ると、扱われている内容やグラビア写真は、男性向けの雑誌であれば、過激でも何でもなく、ごくごく当たり前のコンテンツだということが分かります。『an・an』のセックス特集がセンセーショナルなものとして世の中に映るということは、まだまだ女性には「性的に慎ましくあれ」という抑圧が、実際に存在することの証なのかもしれません。

そんな中、『an・an』の功績は、計り知れない程に大きいと言えるでしょう。男性ばかりに開かれがちだった性の情報を、最もメジャーな女性誌が、オープンに語ることで、ようやく女性が、「当たり前のものを、当たり前だと感じられる」土台が作られ始めました。女性にも性欲や発情を肯定的に受け止め、ポジティブに楽しむことができる心理的な前提ができあがりつつあるのです。

自分の性欲や発情を肯定的に認識しづらい女性

多くの男性は、思春期の時点で、すでにアダルト雑誌・動画に触れ、性風俗サービスなどの存在を知ることができます。個々の内容の好き嫌いはあるとしても、自分の性的な衝動を、当たり前のものとして認識する機会に恵まれているのです。一方、女性は、環境面だけを比較しても、自分の性欲や発情を肯定的に認識しづらい状況にあることは間違いありません。
その点でも、『an・an』がセックス特集で「もはや健全なたしなみです。“ひとりH”で感度アップ!」というメッセージを発信することは、性を汚らわしいこと、うしろめたいことと感じて悩んでいた女性を心から勇気付けることになるでしょう。今後も、カップルの幸せに貢献する『an・an』のセックス特集に、エールを送りたいと思います。

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