吉祥寺・荻窪・国分寺・青梅のカフェ

更新日:2009年02月21日

移転!cafe slow(カフェスロー)…国分寺

地球に負荷をかけないスローなライフスタイルを提案して注目を集めてきたカフェが駅近くへ移転。天然酵母パン工房とギャラリーを併設し、おいしい一皿を通して人とつながり、自然とつながる試みを続けています。

カフェ・スローの写真

スロービジネス&コミュニティカフェの先駆的存在

2001年5月、地球に負荷をかけないライフスタイルを提案するカフェとしてオープンして以来、コミュニティカフェやスロービジネスの成功例として注目を集めてきたカフェスロー。2008年6月に国分寺駅により近い場所へと移転し、インドアクライミングのジムとして使われていた工場跡地を改装した広々とした空間に人々を迎え入れています。

中庭をコの字型に囲む敷地には天然酵母のパン工房「アチパン」が併設され、店頭には白神こだま酵母と国産小麦で作る焼きたてパンが並びます。テイクアウトはもちろん、カフェスロー店内でも「本日のアチパンプレート」(850円)として、野菜の具だくさんのスープやサラダとともに、飾り気のないパンの素朴なおいしさを楽しむことができます。

カフェ・スローの写真

ゆるやかなつながりの豊かさ

カフェスローはスローフード、オーガニック、フェアトレード、地域通貨など、地球環境と人の暮らしを考えるさまざまな活動の拠点。しかし、主義を声高に主張するのではなく、みずからがスローなライフスタイルを楽しみつつ情報を発信することで社会に変化をもたらそうという素敵な考え方に貫かれています。

地球の上で心地よく暮らすってどういうことだろう…そんな真剣なまなざしと柔らかな心を持ったカフェですから、スローライフに意識的な人々はもちろんのこと、地元の新鮮野菜を使った滋味溢れるごはんや、音楽ライブ、手仕事のワークショップなどを楽しみに、老若男女が集まってきます。

この空間の最大の魅力は、つながりの豊かさ。たとえは、アチパンでパンを選ぶお母さんと子どもの姿、帰っていく子どもに笑顔で手を振るスタッフ。あるいは、カフェに併設されたギャラリーで絵を眺めながら会話を交わす人々。カフェに置かれた楽器を背伸びして叩いてみる子どもと、笑いながらその子に声をかけるお客さま。カフェのすぐ裏手を流れる川と雑木林、その向こうにひろがる畑の風景。

それらのすべてが、ひとつの大きな、あたたかなふところに抱かれている……そんな感触が伝わってくるのです。
カフェ・スローの写真

おいしい一皿を通して人とつながり、自然とつながる試み。それは決して義務や使命ではなく、日々をいきいきと楽しみながら小さな変化を生みだすことなのだと、カフェに流れる豊かな時間が教えてくれるようです。

▼お皿に昔ながらの知恵と新しい提案をのせて

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この記事の担当ガイド

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川口 葉子

ライター、喫茶写真家。Webサイト『東京カフェマニア』主宰。著書に『東京カフェを旅する』(平凡社)、…

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