自覚症状のない食物アレルギー
今までずっと、私には食物アレルギーはないものと思っていました。ところが先日、いたって軽い気持ちで検査を受けてみたところ、何種類かの食べものに対して隠れたアレルギーを持っていることが発覚したのです。ちょっとばかり衝撃の事実でした。
なんと、私の隠れアレルギーは牡蠣! そして昆布! 検査結果レポートに目を疑いました。牡蠣にあたって苦しんだ経験など一度もないのですよ? 「オイスター・マラソン」と称して、オイスターバーで世界各地の生牡蠣を大量に食べるのが好きですし、それがもとで体調を崩した記憶もありません。それでも、しっかりと高いアレルギー反応が出ていたのです。驚きました。
広く知られている蕎麦のアレルギーなどは、すぐに激しい反応があらわれるので自覚しやすいのですが、いっぽうで、反応が遅くてゆるやかなために気がつきにくいアレルギーがあるのですね。それが「遅発性」と呼ばれるアレルギー。じつは、このアレルギーが慢性的な身体の不調、憂鬱な気分などの原因にもなるのですって。
私の体調はいつも安定した低空飛行。つねに低めをキープしていて、急に寝こんだりすることはないかわりに、さわやかな絶好調になることもありません。この「おだやかな不調」が、日常的に摂取している食べもののアレルギーに関係するかもしれないことは、充分に考えられますね。
自宅で検査してみました
今回の記事では、このアレルギー検査の体験をご紹介します。食物アレルギーの症状と改善例については、このページで説明されています。アトピー、うつ病、慢性の頭痛、便秘、中耳炎、喉の炎症……思い当たる項目はありますか?私が試したのは、自宅で気軽に本格的なチェックをすることが可能な食物アレルギー検査キット「アレル・チェック」。アメリカ、シアトルにある臨床研究所、USバイオテック研究所の日本語サイト「クインテッセンス」から申し込むと、上のような検査キット一式が送られてきます。しっかりバンドエイドまで同封されていました。