カフェ/東京・有楽町・銀座のカフェ

MIKIMOTO LOUNGE(ミキモトラウンジ)…銀座(2ページ目)

銀座2丁目にそびえるMIKIMOTO Ginza 2。各フロア共通のテーマは「Beginning of happiness.」。3階の優雅なラウンジでは横田秀夫シェフが手がける極上のスイーツがいただけます。

川口 葉子

執筆者:川口 葉子

カフェガイド

カフェ店内写真

横田シェフのこだわりは、繊細な温度感

横田秀夫シェフの本ミキモトラウンジのデザートの数々は、パークハイアット東京のグランパティシエをつとめた後、独立して「菓子工房オークウッド」を開いた横田秀夫シェフが考案したもの。

横田シェフがこだわったのは、テイクアウト中心のパティスリーでは味わうことのできない”瞬間”のおいしさ。作りたての温かさと、舌を喜ばせる冷たさが同居するような絶妙な温度のヴァリエーションと臨場感は、この場を訪れてこそ堪能できるのです。

メニューは季節ごとに変わるそうですが、この日いただいた「苺のミルフィーユ」(1300円)は完璧のひとこと! ココナッツファイン、黒胡麻をあしらった香ばしいパータフィローの食感がなんともかろやか。下の層にはみずみずしいイチゴの粒とバタークリームとカスタード、上の層にはイチゴにライム、レモン、アニス酒を加えたソルベが並んでいます。
思いきってカリッと音をたててナイフを縦に入れ、3層をいっぺんに口に運ぶと、それぞれの甘酸っぱさ、芳醇さ、快い歯ざわり、なめらかさがみごとに調和して舌の上にひろがります。すっきりした後味は早春の風のよう。

時おりふっと鼻の奥に香るのは、素材の持ち味を活かすために火を加えないで用いるアニス酒の余韻。イチゴとアニス酒という組み合わせは、横田シェフのお気に入りなのだそうです。

小物写真
壁にディスプレイされているのは
ミキモトインターナショナルの食器や花瓶

エレガントなランチも

ランチとしていただけるのは、そば粉のガレットやフレンチトースト。それぞれサラダやデザートとセットで登場します。

ブリオッシュを用いたフレンチトーストは、ふわふわでジューシーな中身と、かりっと香ばしく焼けた表面のコントラストが楽しめますが、一度焼いたあとにオーブンで焼きあげることで、このコントラストが生み出されています。サラダに添えてあるフルーツトマトが美しく湯むきされていたことにも、丁寧なお仕事ぶりを感じることができました。

▼紅茶はスウェーデン王室御用達、バーノン=モーリス氏のブレンド


  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます