タイでお茶にはまる
タイの茶荘で茶をプロモートする宮崎さん
本年のAll About [中国茶]では、各方面で活躍している中国茶・台湾茶の人を出来る限りご紹介して行きたいと思っています。その第一弾は、タイで作られる烏龍茶のプロモーションを手がけられている宮崎良子さんにご登場いただきました。
宮崎さんは、3年前に御主人の転勤に伴いタイに渡り、現在も滞在されている方です。その宮崎さんがタイの烏龍茶にはまり、その普及の手助けを行うようになったのだそうです。早速その経緯やタイのお茶の現状、そして今後の展望などをお聞きしてみました。 タイのお茶に関わるようになった経緯 宮崎さんがタイの烏龍茶にハマったきっかけは、バンコクにある茶荘「Chaboom」にてタイの北部チェンライで作られた烏龍茶を飲んだことに始まります。
その際に「こんなに香り良くおいしいお茶がタイで採れるの!?」と、とても驚いたのだそうです。たしかに、烏龍茶と言えば、中国か台湾の専売特許。タイの北部のメーサロンなどに一部お茶を作る産地があるのはあまり知られていません。だから、まさかタイにそんなにおいしい烏龍茶があるとは、あまり考えませんね。
そして、その茶荘のオーナーからタイのお茶のことや歴史について詳しく聞くうちに、宮崎さんは、タイのお茶について大変興味を持ったのだそうです。
タイの茶荘、Choui Fong Tea(翠峰茶荘)
茶荘で売られているお茶は、タイの北部にあるお茶の産地、チェンライにある茶園で作られたもの。宮崎さんは早速その茶園を訪問してみました。そこには、美しく広大な茶園、澄み渡る空気、自分の作るお茶に誇りを持ち、丹精を込めて茶作りをする方々、そして何といっても自然の恵みたっぷりのおいしいタイのお茶がありました。そしてそれらに感激し、すっかりタイのお茶にはまってしまったのだそうです。
茶農家の方は、お茶を好む日本人へタイのお茶を紹介したいと熱望するも言語の面で不可能。そこで、宮崎さんは、ぜひ日本の皆様へタイのお茶の魅力をお伝えしたい!と思い、その活動を始めたのでした。現在は、タイに本社のある Choui Fong Teaのメンバーとして、タイのお茶のプロモーション活動をされています。
(写真提供:宮崎さん)