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夢を叶えたプロレス・アナウンサー(1)(3ページ目)

プロレスを誰よりも愛し、古舘伊知郎に憧れたフリーアナウンサー・清野茂樹。現在は新日本プロレスや総合格闘技イベントDEEPなどの実況を務める、まさに“夢を叶えたアナウンサー”なのだ。

執筆者:川頭 広卓

清野アナ“実況付きプロレスゴッコ”とは?

――プロレスそのものにはまっていった転換期になったのですね。

「ですが、僕は同時にプロレスのリング上の戦いもそうだったんですけど、一番興味を持ったのは、試合を含めた“プロレス中継”というパッケージなんですよね。毎週熱戦の模様を伝える古舘伊知郎さんの喋りが大好きで、それが好きだったというのもあるんですよ」

――すでに実況に興味を持たれていたと?

「当時はビデオがなかったですから、テレビの前にラジカセ置いて、録音する訳ですよ。そうすると音声だけになりますが、繰り返し何回も聞いて覚えるんですよね。それを翌日学校で披露するんです。そうしたら、クラスでは“お前、凄いな”ってなりますから(笑)」

――当時からプロレス実況の練習を始めていたということになりますね。

「例えば、有名なフレーズがいっぱいあるじゃないですか?それをノートに書きまして、例えば、猪木-ホーガンだったら『乾ききった時代に起こる雨乞いの儀式の様に、1万3600人超満員の観衆が猪木コールの大合唱であります。さあ、猪木立て、猪木立って魂のゴングを鳴らせ』っていうフレーズを聞いては書いてましたね」

――(爆笑)凄いですねー!びっくりしました。

「学校ではプロレスゴッコもありますから、プロレスゴッコをやる時には、僕がそれを入れる訳ですよ。するともう白熱のプロレスゴッコになりました」

――実況付きでプロレスゴッコをしてましたか!?

「僕なんて小さかったですから、大きいガキ大将的な友達がプロレスゴッコをやっても、相手をできないですからね。そうすると、“ちょっと実況やってよ”なんて言われたりして。“おおっと出たーーー、バックドロップ!脳天から真っ逆さまだ”なんてやってあげると、砂場のプロレスゴッコが盛り上るんですけど、将来の夢としては、アレをやりたいなというのはずっとありましたよね。ヘッドセットマイクを付けたいというね」

――見事に夢を叶えてしまった。

「お陰様でやれることになって嬉しいですね」

――では、アナウンサーというジャンルが清野さんの人生で具体的になってきたのはいつ頃でしょうか?

「大学3年生ですね。そうはいっても、プロレスの実況がやりたいっていうのはあったんですけど、アナウンサーになるというのはアイドルになるのと同じで、全くの別世界のように思っていたんですよ。東京に出てきて、プロレスばっかり観ていた生活があったんですけど、3年になって就職を考えるようになり、自分を見つめなおした時に、やっぱりプロレスについて喋っている時が一番楽しいんですよね」 

続きはコチラ

清野茂樹のシゲキ的リング | スポーツナビ+

新日本プロレス「Circuit2009 NEW JAPAN ISM」

日時:2月15日(日)17:00試合開始
会場: 東京・両国国技館
チケット情報はコチラから

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