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好調のユベントス、昇格ラインは勝ち点70?

今シーズン、クラブ史上初めてセリエBで戦うことになったユベントス。各国の現役代表選手7人を抱える「超豪華」チームは1シーズンでのセリエA復帰を果たせるか。

執筆者:斉藤 健仁

今シーズン、クラブ史上初めてセリエBで戦うことになった名門ユベントス。各国の現役代表選手7人を抱える「超豪華」チームは1シーズンでのセリエA復帰を果たせるか?

“借金返済”まであと1ポイント

デシャン監督はユベントスをセリエAに導くことができるか?
ユベントスはセリエBへと降格したものの、デシャン監督の下、キャプテンのFWデルピエロ、GKブッフォン、MFカモラネージと3人の現役イタリア代表、フランス代表のFWトレゼゲ、DFブームソン、クロアチア代表のDFコバッチ、ブルガリア代表のFWボジノフと、2部リーグでは例を見ない、実に7人もの代表選手を擁する「超豪華」チームだ。さらに前チェコ代表主将MFネドヴェドも残留し、昨シーズンまでと遜色ない布陣だ。

ユベントスは、八百長事件のためセリエBに降格し、マイナス17ポイントで今季はスタートした。初戦はセリエBでのゲームにとまどいもあったのか、アウェーでリミニに1-1で引き分けてしまった。

しかし、その後、セリエBで現在5得点と得点王をひた走る、FWトレゼゲの活躍もあり、現在6連勝中。マイナス1ポイントまで“借金”を返済した。次節トリエスティーナとのアウェー戦で引き分け以上なら、ようやく“完済”となる。

スタジアムは満員に!

トリノオリンピック後、「グランデ・トリノ」と改名した。
ユベントスと言えば、ビッグゲームでも客席が埋まらないことで有名だった。しかし、今シーズンは、新スタジアム建設中のため、ASトリノの本拠地で、トリノオリンピックの開会式と閉会式の会場となったスタディオ・グランデ・トリノ(コムナーレ)を使用している。

改修中のスタディオ・デッレ・アルピとは違い、市の中心からトラムや車で10分程度とアクセスが良く、収容人員も2万5千人程度と規模も小さいスタディオ・オリンピコは常に満員状態だという。

エースのトレゼゲも「客席とピッチの距離が近く、ファンの声援を背負いながらプレーするのは幸せだ」と、満員のスタジアムが選手のモチベーションを上げるのにも一役買っているようだ。
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