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楽しさ倍増!フライを巻いてみよう!その四(3ページ目)

フライフィッシング初級講座もいよいよ大詰め。今回はちょっと難しいウェットフライを巻いてみましょう!

執筆者:中山 一弘

アレキサンドラを巻く

簡単に作れるウェットフライの中でもファンシーな印象がもっとも強いのがこのフライだろう。水生昆虫、陸生昆虫、小魚、すべての要素を持つ面白いフライで、フックサイズをいろいろ用意しておくと思わぬ効果を発揮してくれる。流れの中でも、湖でも使えるのでウェットフライ入門としては最良のフライのひとつ。テール材やボディーカラーを変えてやることでバリエーションが作れるので、オリジナルが欲しい人はこの辺からアイデアを絞ってみて欲しい。

ボディーにはゴールドのフラットティンセル、リブは同色のオーバルティンセル。テールは赤のグースクイル、スロートにはブラックのヘンハックル。そしてこのフライの一番象徴的なウイングにはピーコックソードを使用する。
ボディーとテールを作る。テールは細めに切り出した左右対称のグースクイルを使うという意外は先ほどのシルバー・マーチブラウンと同じなので、そちらを参考にして欲しい。
ヘンハックルをスロートにする。このように取り付けたらハックルを作る要領で作業しよう。パラリとしたものがあれば十分なので、あまり巻きすぎないこと。
スレッドでスロートを固定する。ここも先ほどのシルバーマーチブラウンと同じ要領だ。ちなみに、この時点でハーフヒッチしておくとウイングの取り付けに失敗してもやり直しが効く。最初のうちはいったんここでフィニッシュさせておくのもひとつの方法だ。
ピーコックソードを切り出す。芯の長さで切り出す量を決めるようにするとうまくゆく。
ウイングはフックとシャンクの幅と同等のボリュームが基本。ただし、この素材の場合はピーコックソードの品質にもよるので調整を繰り返すようにしよう。
ウイングが決まったら、先ほどと同じく緩めにスレッドを2回転ほどかけておき、一気に引き絞る。キレイにまとまったらスレッドでヘッドを作り余分をカットしてフィニッシュしよう。
ヘッドはバーニッシュかマニキュアで固めておこう。アレキサンドラの場合、赤いヘッドがやっぱりベストマッチだ。


楽しいフライフィッシングを!

ゆったりとながれる時間の中で釣りを楽しむ。そんな瞬間がもっとも実感できるフライフィッシング。チャンスがあったらぜひチャレンジしてほしい。
さて、一通り基本のフライの巻き方を紹介したところで、フライフィッシング初級講座は完了。ここでいったん区切りをつけたいとおもう。難しい印象を持つ人や、すでにはまっている人、様々なタイプのアングラーが増えてくれて、ガイドとしても非常にうれしく思っている。

また、今後予定されているフライフィッシング講座からは中級編へとステップアップすることになるので、しばらくの間フィールドでいろいろと学んでおいて疑問や新しい発見を経験しておいて欲しい。

次回からは、ルアーフィッシングの人気ターゲット『ブラックバス』を狙います!お楽しみに!



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