イタリア/ナポリ

ナポリ、シチリア、カプリ、アマルフィ他南イタリア(2ページ目)

きらめく陽光、グランブルーの青い海、そして、美味なる地中海の恵み。訪れる人々が必ず虜になってしまう魅力にあふれた南イタリア。最近は、南イタリアへの注目が高まり、日本からの旅行者も増えています。ナポリ、シチリア島パレルモなどの代表的な町と、アマルフィ海岸、アルベロベッロなど、世界遺産にもなっている観光エリアを、アクセス方法とともにご紹介します。

岩田 デノーラ 砂和子

執筆者:岩田 デノーラ 砂和子

イタリアガイド

南イタリアの気候・旅の服装

太陽が照りつける真夏の遺跡巡りは、熱射病にご注意を

太陽が照りつける真夏の遺跡巡りは、熱射病にご注意を

地中海性気候の影響を最も受けたエリアである南イタリアは、イタリアのどこと比べても、とても温暖(山間部は除く)。夏が長く、5~10月頃まで海で泳ぐことも可能です(年によっては10月頭頃まで)。春の訪れも早く、2月頃から昼間はポカポカの陽気になることも。3月、4月は花が咲き乱れ、まさに楽園の様相を呈します。

ただし、真夏の暑さは厳しく、太陽光線が強烈。日中の外出は避けた方が無難です。特に日陰の少ない遺跡巡りなどは、できるだけ午前中か夕方に組み込むのがオススメです。日焼け止め・サングラスは必携! 一方で、空気が乾燥しているため、朝・晩は思いのほか冷え込むこともあります。真夏でも長そでのシャツやカットソーは必要。

 

南イタリアの治安

ナポリ、バーリ、パレルモなど大都市では十分注意を。各人が気をつければ、避けられる犯罪が多いもの

ナポリ、バーリ、パレルモなど大都市では十分注意を。各人が気をつければ、避けられる犯罪が多いもの

他のイタリアの都市と同様に、多い犯罪は「スリ」「置き引き」の類。特に、ナポリやバーリでは、大金を持ち歩かない、鞄に必要以上のものを入れて歩かない、ボーっとしない、人気のない路地に入らないなど、基本的な注意を忘れずに。

また、ナポリ・バーリに限らず、中央駅近辺、観光客の多くいるところに、スリは増えることもお忘れなく。

女性に対して、声をかけてくる男性が多くなるのも南イタリア。しつこく言い寄られても無視するか、はっきりと「NO」と断りましょう。曖昧な態度は誤解やトラブルを招く恐れがあります。

 

南イタリアで食べたい!

パスタは南イタリアが本場!各地で自慢の郷土パスタをぜひ

パスタは南イタリアが本場! 各地で自慢の郷土パスタをぜひ

南イタリアの醍醐味のひとつは、グルメ。新鮮な魚介、各地で見つかる伝統のチーズやサラミ、コクのあるトマトやフレッシュなオリーブオイルなどなど、数え上げれば枚挙にいとまがありません。実は、パスタも本場は南イタリア。腰のある本場の麺とその食べ方の豊富さには、驚かされます。

アーモンドやリコッタチーズを使った濃厚なお菓子も、南イタリアならでは。南イタリアの食文化は奥深く、日本ではまだお目にかかったことがないような食材や料理に出会うことができます。訪れる各地では、ぜひ「そこでしか食べられない味」を探してみましょう。
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