その映画に参加することとなったカナダに住む青年、ラフィ(デヴィッド・アルペイ)と、その母、アニ(アーシニー・カンジャン)。きっかけは、アニが美術史家で、アルメニアの画家アーシル・ゴーキー(サイモン・アブカリアン)を研究しており、*1絵画「芸術家と母親」に基づく執筆、出版、講演と一人者であったことから、脚本家のルーベン(エリック・ボゴシアン)から顧問にと依頼されたためだった。「芸術家と母親」を描いたゴーキーは、虐殺で母をなくしたあと、アメリカに移住し、一生その苦しみから逃れられず若くして亡くなっている。18歳のラフィは、サロヤンの現場で雑用係として働いていた。映画の中で非道に振舞うトルコ人総督、アリの演技に憎しみをかきたてられ、アルメニアの自由を求めて射殺された父の死に疑問を持ち「父は何のために生き、何のために死んでいったのか」を確かめるために、真実を求めてアララトへ旅立つ。| 哀しみの歴史の中で失われた母と子の絆が、時代を越えて再びよみがえる。 |
*1:ニューヨークのホイットニー美術館に所蔵Arshile Gorky's "The Artist and his Mother
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