テクノポップ/フューチャーポップ

Perfume対談~メディア論(新聞・雑誌編)(2ページ目)

雑誌はもとより新聞などのメジャーなメディアからも注目され始めたPerfume。再び、分析分析学の権威、けろっぐ博士登場。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

フューチャーポップと言えばMARQUEE

先生:
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MARQUEE vol.64
雑誌としては、中田ヤスタカに焦点をあててきたMARQUEEも見逃せませんね。元々、プログレ雑誌だったと思うのですが、いつの間にか渋谷系雑誌になっていました。2003年ごろからcapsuleを中心としたフューチャーポップ系に力を入れていました。そういう意味でも、Perfumeの“近未来”というのはドンピシャですからね。

MARQUEEもQJと近い目線ですね。QJの「アイドルの回復」に対して「アイドルの更新」をPerfumeに対する賛辞として与えています。

博士:
MARQUEEでは故意か否か、冒頭トミフェブ~capsule特集~YUKI~トミフェブ~MEG+中田対談・・・と、ニコニコ動画等でもっぱら“似てる!”と目されているアーティストをグラデーションの様に並べて来ましたね。もし作為的なら侮れないですよ・・この編集者。

先生:
これは博士の専門分野、顔面相似学ですね。AとB、BとCは似ているけど、AとCは似ていないという・・・

写真入で見せられないのが残念ですが、博士が作った北斗晶→谷亮子→かしゆか→小西真奈美→永作博美という顔のグラデーションは見事でした。でも、北斗と永作は全く似ていないのですよね。

博士:
渋谷系アイドルのパイオニアともいえる小西康陽氏の寄稿が、面白かったですね。 一応、今回は中田氏へのコメントのはずが、始終Perfumeについて語っています。最近の小西氏の仕事ぶりからしてアイドルへの関与を偏重するのは解りますが、中田氏に関与する事によるアイドルの変化もしかり、逆にアイドルへの関与による中田氏の新境地について暗に示唆しているようにも見えます。おそらく小西氏の様に“解る人”はそこに気が付き始めている様にも思います。

先生:
博士がよく言っている、中田氏の自己評価を超えるPerfumeの楽曲のクオリティを指摘していますね。「ジャケットもビデオも含めて奇跡のように素晴らしいよね」と本当にPerfumeに対しては、小西氏は絶賛ですね。
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