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ヨン様も絶賛!舞台『JUMP』の魅力(2ページ目)

今韓国で最も人気がある作品、『JUMP』 が現在東京で上演中、そして6月末からは大阪で上演されます。世界各地で公演を重ね、ヨン様も推薦しているパフォーマンス、『JUMP』の魅力に迫ります。

執筆者:桑畑 優香

アクション×笑い×非言語の魅力

花婿候補のめがねにはスゴイ秘密が隠されている(C)YEGAM Inc.
このパフォーマンスの特徴は、まず何と言っても東洋的な武術をベースにした「アクション」のすごさ。ポップな音楽に乗って武術家ファミリーが宙を飛び、技を見せる。瓦を割るといった武術の定番から、格闘技をダンス仕立てで見せる面白さ。それぞれの個性を生かした武術スタイルで、あっと驚く技を見せてくれます。
そして「笑い」。家族全員、武術シーンになるとカッコよいにもかかわらず、どこか‘天然’で愛すべきキャラクター。お母さんには滅法ヨワイお父さんや、気が強いくせに好きな人の前では時にしおらしくなってしまう娘など、身近に感じられる出演者たちを見ているうちに、だんだん応援したくなってくるのです。特に、情けな~い婿候補のメガネに隠された秘密には、ビックリすると同時に爆笑すること間違ありません。
そして注目すべきはこの舞台がセリフを使用しないノンバーバル(非言語劇)で演出されていることです。セリフがないにもかかわらず、ストーリーは明快で分かりやすく、笑いと緊張感がテンポ良く織り込まれて構成されているため、見る人を飽きさせません。さらに、まるでビデオのスローモーション再生や、巻き戻し再生のようなフシギな演出や、観客席をも巻き込む絶妙なやり取りが随所に盛り込まれ、ノンバーバルならではの面白さが満載です。

‘ノンバーバル’で世界を狙う

『JUMP』が非言語劇となった理由は、実は「世界市場を狙うため」だったと言います。企画の段階から、制作人陣の目は世界に向けられており、「どの国の人が見ても共感し、笑うことができる」ことを目標にしていました。2005年のエジンバラ・フリンジ・フェスティバルに進出する前には、韓国在住の外国人を対象に特別公演を実施し、徹底したリサーチのを行いました。外国人には違和感がある韓国的な設定を修正、彼らの感性に合ったコメディーを追求しました。その結果、エジンバラ・フリンジ・フェスティバルでは人気No1として賞を受賞。ヨーロッパやアジアなど10各国以上で上演され、今年はニューヨークのオフ・ブロードウェイへの進出が予定されています。韓国ではソウルの中心地『JUMP』シアターがオープンし、2003年以来通産1500超のロングラン公演中。多くの賞を受賞しています。

■ペ・ヨンジュンの「推薦の言葉」も読むことができる『JUMP』公式ホームページ
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