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ヨン様も絶賛!舞台『JUMP』の魅力

今韓国で最も人気がある作品、『JUMP』 が現在東京で上演中、そして6月末からは大阪で上演されます。世界各地で公演を重ね、ヨン様も推薦しているパフォーマンス、『JUMP』の魅力に迫ります。

執筆者:桑畑 優香

韓国エンターテインメントの魅力は、ドラマや映画だけではありません。1990年代後半からメキメキと力をつけているのが、舞台作品です。今韓国で最も人気がある作品、『JUMP』 が現在東京で上演中、そして6月末からは大阪で上演されます。世界各地で公演を重ね、イギリス王室の恒例文化行事ではチャールズ皇太子も絶賛し、ヨン様も推薦しているパフォーマンス、『JUMP』の魅力に迫ります。

奇想天外な武術家ファミリー

子どもから大人まで幅広い世代が楽しめる『JUMP』(C)YEGAM Inc.
「そこの君、席を替わって――」
会場が薄暗くなると、客席の間に腰の曲がったおじいさんが一人。席に着いた観客たちに身振り手振りでコミュニケーションを図ろうとします。
「……??」
おじいさんは観客なのか、それとも出演者? 不思議な展開に首をひねる観客たち。
そう、実は‘おじいさん’は舞台『JUMP』の舞台監督役をつとめる役者さん。意表をつくスタートで、『JUMP』はいつの間にか観る人たちをその世界にぐいぐいと引き込んでいきます。
 舞台にはとある家のリビングを思わせるセットが並び、壁には韓国語で「平凡に生きよう」と標語が書かれています。が、この空間に住む武術家ファミリーは、「平凡」どころか奇想天外、そしてとってもパワフルです。
 家族のメンバーはテコンドーから合気道まで何でも来いの一家の大黒柱・お祖父ちゃん、技の速さ、そしてお母さんからの逃げ足の速さはアジアナンバーワンのお父さん、美貌も力も自分にかなう女性はいない!と自負するお母さん、まるでダンスのような華麗な武術で魅せる娘、そして馬鹿力と酒癖の悪さはピカ一の叔父さん。そこに花婿候補の男性が現われるのですが、なよっとした優しい彼は、武闘派一家には役不足……!? 
 そんな家族に甘い恋の花が咲いたり、泥棒が入ったり。物語の軸となっているのは様々なハプニングを通じて家族が団結、成長していく過程です。

次ページでは、『JUMP』の見どころと華麗な軌跡について語ります。
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