宝塚ファン/宝塚歌劇の舞台とバックステージ

舞台を演出するアクセサリーVol.2 アクセサリーの仕掛けとは?(2ページ目)

タカラジェンヌが舞台で付けるアクセサリー、ただ付けて歩くだけではありません。走って飛んで踊って早替りをして……。だから、イロンナ工夫がされています。

桜木 星子

執筆者:桜木 星子

宝塚ファンガイド

一番落としやすいのがイヤリング。留め金の部分が、ただパチンと挟むだけのタイプのものは落ちやすいです。

ネジのものなら落ちませんが、超早替りの際は時間がかかります。

なので、パチンと挟み、さらにネジで強く留めるタイプのものが、一番ベストでしょう。

また、両面テープやガムのような糊で、イヤリングと耳たぶをくっ付けちゃう人もいます。

ピアスなら落ちません。しかし誰もがピアスをしているわけではありませんし、早替りでは付けにくいでしょうね。

被り物に直接付けてしまうこともあります。
よくあるのが、ラテンっぽい衣装の時の、耳まで深く被るターバンのようなものです。耳たぶ辺りのラインに、直接イヤリングを糸で縫い付けてしまいます。

遠目ならわかりませんがアップで見ると、イヤリングが上に付き過ぎて、見た目はあまりよくありません。しかしこうして被り物に直接縫い付けてしまうと、落とさない上に、早替りの時も楽です。被り物を被れば、イヤリングもいっしょに付けたことになりますから。

ちなみにブローチなどは、初めから衣装に付けっぱなしです。
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