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詳細解説! 小麦アレルギー対策(2ページ目)

食物のアレルゲンで2007年現在日本では、「卵、牛乳、小麦」が3大アレルゲンとされています。その中でも、輸入食品の増加や農薬などの使用で「小麦アレルギー」のある子どもが増えています。

執筆者:松下 和代


小麦粉が含まれる食品

下の表では、一般的に小麦粉が使われている商品をわかりやすく分類してみました。参考にしてください。

食品の分類

小麦粉が使われている食品名

麦関連の粉
小麦粉、大麦、麦芽、ライ麦、はと麦など

主食として

パン、うどん、そうめん、そば、ラーメン、マカロニ、パスタ、麩など
つなぎや衣として
てんぷら、フライ、フリッター、餃子、シュウマイ、春巻き、中華まんじゅうなど
ルーや調味料として
カレールー、シチュールー、ホワイトソース、ソース、しょうゆなど
小麦の加工食品
小麦胚芽油、麦茶、しょうゆ、ビール、ウイスキーなど
小麦を使った菓子
クッキー、ドーナッツ、ケーキ、ホットケーキ、麦芽ドリンクなど


特に重度な小麦アレルギーの場合

小麦畑
重度な小麦アレルギーの場合はイネ科の食品も気をつけます。
小麦アレルギーでも特に重度な子ども(飛んでいる粉が少量でも症状がでてしまう。小麦粉で強いアナフィラキシーを起してしまう、など)がいる場合はこのようなことに気をつけましょう。

■小麦粉と他の粉の保管場所を変えて
間違って混入して症状がでないようにするために、保管する棚を変えるなどで工夫して、小麦粉と他の粉をしまう場所を変えましょう。

■食器や調理器具を変えて
小麦粉は粉末なので、包丁でついたまな板の傷に混入してしまいます。また、スポンジについた粉で症状がでてしまうこともあるので、できるだけアレルギーの子専用のスポンジを用意しましょう。同じ理由で、他の調理器具や食器も別にします。オーブンを利用する際は、飛んだ小麦が周りに残っていることがあります。小麦を完全に除去するためにも、オーブンの周りをきれいに掃除してから使いましょう。普段お米だけを炊く炊飯器でお菓子を焼くのも一つのコツです。
(参考:アレルギー知らず!のクリスマスケーキ)

■良心的なお店を探す
ケーキやパンなど店頭販売やレストランで外食する場合、表示がないものがあります。また、商品には小麦粉を利用していなくても、工場内の違うラインで小麦を利用していたり、保管しているケースもあります。心配な時には、販売者に必ず詳しく聞くように心がけてください。良心的なお店は、事実を隠さずに丁寧に説明してくれます。日頃から安心して買えるお店を選ぶようにしましょう。
(参考:食品添加物の表示で気をつけたいこと)

小麦アレルギーも上手につきあえば、家族みんなの健康につながります。また、小麦以外の粉に触れることで料理の腕もあがります。無理をしないで、楽しみながら除去を行ってくださいね。

<関連リンク>
【基礎知識】アトピーと食物アレルギー
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※乳幼児の発育には個人差があります。記事内容は全ての乳幼児への有効性を保証するものではありません。気になる徴候が見られる場合は、自己判断せず、必ず医療機関に相談してください。

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