男の靴・スニーカー/カジュアルシューズ

本当の大人が履く、スエードスリッポン

昨年あたりから、ドレスカジュアル的なスリッポンシューズが、大変脚光を浴びています。東京・原宿に今春開業した靴店「ジオグラフィーリビング」に、この自信作があるとのこと。早速チェックに伺いました。

飯野 高広

執筆者:飯野 高広

靴ガイド

大人復権の原宿エリアで、発見!

金茶スエードのスリッポン
スエードスリッポンシューズ ジオグラフィーリビング \29,400(税込)

ここ20年来、ティーンエイジャー中心の街になっていた原宿界隈ですが、表参道ヒルズのオープン以来、大人の方を再び多く目にするようになっています。ただ、男性がフラッと入れる隠れ家のようなお店は、まだまだ少数派です。そんな中、今年の春にオープンした「ジオグラフィーリビング」は、そんな気負わずに入れる数少ない靴屋さんの一つ。スタイリッシュなドレスシューズもさることながら、昨年あたりから大変脚光を浴びているスリッポンシューズに自信作があるとのことで、早速チェックに伺いました。

念のため復習しておくと、「スリッポン(Slip-on)」とは、紐やストラップなど、履き口を締め上げるパーツが存在しない靴の総称です。靴の脱ぎ履きが頻繁な日本人には馴染み深い靴で、典型例がローファーやグッチのビットモカシン、さらには靴自体に罪は無いのに時に揶揄される通称「ギョーザ靴」もその仲間です。紐靴よりカジュアルなものですので、この種の靴には丈夫さやフィット感以上に、軽さとカエリの良さを求める傾向が強いです。


履きやすいボロネーゼ製法

ボロネーゼ製法
見にくいですが縫い目が2種類あります。側面との境目に細かくあるのが本文1.の縫い目、内側の太目のが本文3.の縫い目です。
さてこのスリッポン、まず「ボロネーゼ製法」を採用したのが大きな特徴です。名前からお察しの通り、イタリアのボローニャで考え出された製造方法で、その起源はなんと12世紀にまでさかのぼります。実際ア・テストーニなどボローニャに本拠地を構える靴ブランドは、この方法で靴を作るのが大好きです。

この製法は、簡単に言うと
  1. ライニングとそれと同じ革でできた靴の中底とを、まず袋状に縫い付ける。
  2. 1.に甲革をかぶせる。
  3. 2.に靴底を縫い付ける
と言うステップで靴が作られます。なので靴の中を覗くと、つま先の底側に縫い目線が2本見えます。上記の1.と3.の縫い目です。ライニングと中底が一体化するので、足あたりやカエリが大変良くなるのです。


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