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リスト・ルージュのシャツが完成!

以前紹介したことがあるリスト・ルージュ。ついにオーダーしていたシャツが完成した。上質の生地と丁寧な縫製、上品な衿型など、とても満足できる逸品だった。今回は気軽に着れるフレンチ・プレッピー風にしてみた。

倉野 路凡

執筆者:倉野 路凡

メンズファッションガイド

リスト・ルージュのシャツが完成!


リスト・ルージュ
憧れのリスト・ルージュのシャツが完成! フランスのノルマンディーのアトリエで丁寧に縫製され、日本のリスト・ルージュ経由で自宅に届いたというわけ。今回は気軽に着れるボタンダウンシャツにしてみた。私物。

ついにリスト・ルージュにオーダーしていたシャツが完成した。以前紹介したことがあるので覚えている方もいるだろう。

同社は1938年にノルマンディーで創業したフランスでも歴史のあるブランドなのだ。すべてのシャツをシングルニードル縫製(巻き伏せ本縫い)で仕立てるなど、縫製と生地のクオリティの高さには定評がある。

さてこのシャツ、イメージしたのは1980年代初めのトラッドなボタンダウン・カラーだ。リスト・ルージュにはこういうナロー気味のショートボタンダウン・カラーの衿型サンプルがちゃ~んとあるのだ。

ディテールはアメリカのボタンダウンと同じようにパネル・フロント(表前立て)をつけて、背中はボックスプリーツ入り。

通常オーダーだと胸ポケットは省略するものだが、カジュアルな雰囲気を出したかったので、フラップ付きのポケットにしてもらった。こちらも胸ポケットのサンプルから選んだ。

リスト・ルージュ
袖ぐりのカーブを見てほしい。脇の下あたりからカーブが強くなっている。これはオーダーに限らず、いいシャツを見分けるポイントなのだ。既製の安いシャツの多くはここまで弧を描いていない。

生地はコットンツイルの、英国伝統のタッターソール・チェック風なのだが、格子にパープルを使っているところはさすがフランスといった感じ。

糸の番手は忘れたが、かなり高級な生地で、上品な光沢と柔らかさが魅力だ。

衿腰の高さは約4センチで、高くもなく低くもない中庸的なバランス。カフはシングルで、剣ボロに1つボタンをつけてもらった。このあたりは好みの問題だろう。

ちなみにこの生地は2006年秋冬の生地なのだが、3月いっぱいまでは対応してくれる。その後も「オールアバウトで見た生地」といえば、フランスのアトリエでの在庫がなくなるまで対応可能とのこと。いずれにせよ在庫は少ないのでお早めに。

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