プジョー/プジョー

カタチだけでなくアシにも注目! プジョー407をくわしく紹介

新世代のミドルクラス・プジョー、407がデビューした。セダンだけでなくSWも同時発表。先日の第一報に続いて、さらにくわしい内容をお届けしよう。

執筆者:森口 将之


プジョー407というと、先月開催された東京モーターショーでコンセプトカーの407エリクシールが公開されたばかりだが、あれからひと月もたっていないのに、早くも市販型が発表された。しかもセダンだけでなく、ブレークに代わるSWも同時にデビューした。



ボディサイズはやはり大きくなった。セダンのそれは、全長4676mm、全幅1811mm、全高1445mm。日本仕様の406と比べると、76mm長く、31mm広く、15mm高い。とくに幅が1.8mを越えたのが目立つ。ホイールベースは2725mmで、こちらは25mm伸ばされた。



フロントマスクは、バンパーのコーナーにモールが追加されたことを除けば、エリクシールとほぼ同じ。ヘッドランプの間にはライオンのエンブレムだけとして、大きな逆台形のグリルはその下に置くというのは、今後のプジョーのアイデンティティになるそうだ。



ウインドスクリーンが、4ドアとしてはかなり強く傾いているのも特徴。そのつけ根は前輪の上で、流れるようにボンネットに続いている。307以上のキャブフォワード・デザインだ。セダンのドアの形は307に似ている。キャブフォワードとなったぶん、リアのオーバーハングはフロントより短めで、トランクリッドの後ろはリップスポイラー状になっている。



SWは、コンセプトカーのエリクシールの特徴的なサイドウインドー・グラフィックを、そのまま4ドア化した感じだ。太い斜めのピラーで2枚に分けられたリアクォーターウインドーと、そこから続くリアウインドーは、206SW以上に新鮮。しかもリアゲートはルーフの一部まで開き、ガラスハッチも内蔵するなど、使い勝手も追求している。
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