セレスピードモデルのことも触れておこう。オペレーションがF1と同じシーケンシャルモードになったもので、変速のキレが別物である。
147や156のセレスピードには、Hゲートマニュアルの動作をそのまま置き換えたソフトウエアを用いる。例えば、2速から3速へのシフトアップでは、2速からニュートラル位置へ戻すという動作と、ニュートラル位置を保つという動作、さらにはニュートラルから3速へ入れるという動作の3つの動作が信号として発せられている。
スティロやGTAのそれは、単に2速から3速へ直で入れろ!という指示が発せられるのみなのだ。ン百分の1秒の差で相当感じ方が変わると言われているセミオートマチックの世界では、その差は大きい。
パドルシフトとフロアのシフトノブの形状は、新しくなった156ノーマルモデルと同じ。
ちなみに、シーケンシャル形式のセレスピードは今後、147や156にも展開されるという。早ければ2003年モデルに搭載される見込みだ。
話をGTAに戻すと、生産台数は年間約2000台。値段は現地でBMW M3の3分の2というから、日本仕様はだいたい安くて500万円強、高くても550万円前後だろうか。夏前には日本市場にもお目見えするハズだ。
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