編集部 All About
日産
更新日:2002年03月08日
スカイラインに追加された3.5リッタエンジンを搭載し、8速制御のエクストロイドCVTを採用したモデル、350GT-8に試乗した。スカイラインの持つスポーツ性能を、さらに高めることができたのか?
ではGT-8の走りとはどんなものなのか? 言ってみればそれは、未だ構築中のブランド性を抜きにすれば価値ある部分が確実に生まれつつあるというところだろうか。3.5Lという大排気量を「あえて」選んだのは、新たな価値観を提案するためである。兄弟車ステージアで採用した280psの2.5Lターボを搭載しなかったことは、つまりスカイラインというブランドにおいて、新たな走りの世界を提案するという静かな主張の現れである。
この形状、感触、配置は現存のパドルの中で随一といえるほど優れたものである。フェラーリF360モデナF1もマジで及ばない。
シャシーも個人的には注目の部分だった。つまりここで、ノーマルとの違いをどのように表現し、さらに新たな価値観を築くかに興味があったのである。ノーマルは穏やかで滑らかなクルマの動きと、クイックなステアリングの組み合わせによってややチグハグな感じが否めなかったが、パワステ特性の見直しやタイヤの変更などによって、大分自然な感じを取り戻している。それでいて姿勢変化に対しては適度な締まりを与えつつ、乗り心地も悪化させていないところがいい。結果的にそのハンドリングはコントロール性がより高いものとなり、ノーマルでは薄かった、クルマの動きの過渡域を堪能できる味付けとなったのである。
(執筆者:河口 まなぶ)
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