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ハイブリッドに匹敵!? 夢のエンジン登場

エコなエンジンが話題の昨今、VWの環境エンジンが注目を集めている。新技術ではなく、旧来技術を組み合わせたところがスゴイ! まさにアイデアの勝利。国産車への波及も期待したい。

国沢 光宏

執筆者:国沢 光宏

車ガイド

信号待ちに2.4リッターは無用です

TSIエンジン
これがVWの新環境エンジン「TSI」。ターボとスーパーチャージャーというかねてよりある技術を応用した、新発想のエンジンだ。特許の関係もあるだろうが、他メーカーの採用も期待したいところ

VWがディーゼルやハイブリッドに匹敵する新しいコンセプトの省燃費技術を実用化してきた。一言で紹介するなら「使い方によって1.4リッターから2.4リッターまで排気量を変えるシステム」である。

つまり信号待ちやパワーを必要としない状態だと1.4リッターエンジンの燃費。100km/h程度の巡航なら1.6リッターエンジンくらいのパワー&燃費。そしてアクセル全開にすると170馬力という2.4リッターの強力なパワーを引き出す。以下、解り易く説明しよう。

VWゴルフクラスのボディをパワフルに走らせようとすれば、2.4リッターくらいのエンジンが必要。だからこそトヨタの小型高級車である「ブレイド」も2.4リッターエンジンを搭載する。しかし100km/hで巡航している時や、アイドリング時についちゃ2.4リッターのパワーなどムダ。

エンジンも蛍光灯と同じ理屈

そこでVWは考えた。「街中で乗るなら1.4リッターエンジンで十分でしょう」と。しかし1.4トンもあるボディに1.4リッターエンジンだと、動力性能が厳しい。アクセル全開にしても軽自動車のような加速になるだろう。

小さい排気量でパワーを出そうとすれば、ターボチャージャーを付けて過給することを考える。実際、優れたターボ技術を確立していれば、大きな排気量のエンジンより小排気量のターボの方が燃費良い。レガシィだって燃費良いのは、3リッターターボ無しより2リッターターボです。

ただターボの場合、大きな弱点を持つ。アクセル踏んでからパワー出るまで、タイムラグが出てしまうのだ。結果としていつも踏み過ぎになってしまい燃費に悪化する。イメージとしちゃ蛍光灯。ずっと点けていれば効率いい。点けたり消したりすると、むしろ効率悪くなるのだ。

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